「全員に警告する、おとなしくするな、騒がないものは、みんな、この場で逮捕する!」
「この世に違法な音などひとつもない、すべての音は等しくウルサイ」。ただ、それを楽しめない連中がいるだけだ。したがって我々は警告する。静かな通りではとびっきり派手に警笛を吹き鳴らすこと。誰にむかって?それは、おとなしく、お上品で、お行儀のよいジェントルな街にむかってだ!警笛を鳴らせ!ドラムを打ち鳴らせ、そのiPodとかいうシャカシャカいう耳栓をはずし、いま・ここにある音を聞こう。ハイホー!騒げ、踊れ、たのしめ、バカになれ!こどもたちはみんな目をまるくしろ。そして、ママとパパたちにいいつけろ。「私もあれがしたい!僕もあれがしたい!と」!・・・というのが、ラディカル・マーチングバンドの年に一度の路上の祭典「
ザ・ホンク・フェスティヴァル」(*「ホンク」は「警笛」の意味)。
「ここに集まってるのは、だいたいみんなアクティヴィスト、プロテスター、あと、結構マジなアナーキスト、それと、ストリートミュージシャンたち、基本的にみんなアマチュア、でも、それがデモクラシーなんだよ。」「ウィー・シャル・オーバー・カム」なんてもうやりたくないのよ、なんか、こう、もっと、みんながワーっと情動的にもりあがる、そういう音がいいのよ。」「こどもたちがみんな、こんな顔して見てるの。」と、だいたいそんなことを云ってる。ウソだと思うなら、いや、ウソだから、自分の目でみてごらん、自分の耳できいてごらん。
▼「HONK! No Noise is illegal」
http://irregularrhythmasylum.blogspot.com
(IRAブログ「 HONK! No Noise Is Illegal (違法な音なんてない) 」より *動画あり)
そう、これが民主主義。車ではなく、民が主である、路上の民主主義。
自民党の"民"や民主党の"民"とは何の関係もない、ほんとの民主主義。
おとなしくするな、騒がないと逮捕するぞ!
こういう常識や規則の反転こそ、カーニヴァルの醍醐味。
いいな、参加したい。パパとママにいいつけて、参加したい。