はじめに、ふた、ありき
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▼TOKYO SOFTWARE FREEDOM DAY 2009 - BURN STATION & FILM SCREENING [日時] 2009年9月19(土) 19:00- [場所] 東京・新宿 IRA *参加無料 [主催] TOKYO FOSS(Free and Open Source Software) ワーキングチーム [内容] 映画「Revolution OS」上映+Linuxインストール・パーティー *参加者は「linuxOSを起動/インストールするディスク」を作成するための空のCD-Rとデータを保存/共有するためのUSBメモリステックもしくは空のDVD-Rなどを各自持参してください。 [予告編] ▼「Tokyo Software Freedom Day 2009 teaser」 http://www.youtube.com/watch?v=bvLtDn850m8 [参考] ▼「ソフトウェア・フリーダム・デイ 2009」 http://illcomm.exblog.jp/10206101/ ................................................. *以下、イルコモンズ編「SFD_2009_TOKYOのためのドキュメント」(編集中)より無断転載 【資料】 「資本からコモンズへ、マーケットからギフトエコノミーへ、 オタクからクラフターへ、そして、デモクラシーへ」(仮題) ▼「コモンズの喜劇」 「協力的な行動を説明するあらゆる試みにはギャレット・ハーディンの「コモンズの悲劇」が暗い影を落としている。ハーディンの有名な議論はまず、お百姓さんたちの村に共有の草地(=コモンズ)があるものと想像することからはじまる。お百姓さんたちは、そこで牛に草を食べさせる。でも牛が草を食べると、そのコモンズの状態は悪くなる。草は引きちぎられ、泥の穴が残り、そこにまた草が生えてくるまでには時間がかかる。もし草の食べ過ぎを防ぐような放牧権を割り当てる方針とその合意がなければ、お百姓さんたちは一人残らず、我先に急いで、なるべくたくさんの牛をそこに放ち、コモンズがただの泥沼と化す前に最大の価値をそこから引きだそうとする、というのがそれだ。協力行動についての、多くの人の直感的なモデルはいまの例とだいたい同じだ。実はこれは、オープンソースの経済問題についての、あまりいい診断ではない。このモデルを反射的にオープンソースに適用するために、みんなオープンソースの寿命はすごく短いはずだと予想する。このモデルを使うと、コモンズはどうしても細分化して崩壊するしかない。ところが、経験的にいって、実際のトレンドはその正反対なんだ。オープンソース開発の広がりと分量は着実に増えている。「コモンズの悲劇」が実際の出来事をとらえきれていない重要な部分があるんだ。その答えのひとつは「ソフトは使っても価値が減らない」という事実からくる。それどころか、オープンソース・ソフトは広く使われることで、その価値を高める。利用者たちが自分自身のバグ修正や追加機能を追加してくれるからだ。この「逆転したコモンズ」では、みんなが放牧すればするほど、草が増えるわけだ。」(「逆転したコモンズ」 山形浩生+田宮まや訳 エリック・レイモンド著「魔法のなべ」(プロジェクト杉田玄白)から抜粋して再編集) ▼ギフトエコノミーの文化 「政府や軍、ギャング集団などは、僕たちが「自由市場」と呼ぶ、より大きな交換経済に寄生している上意下達のシステムだ。しかしながら、このどちらとも全く異なる、そして人類学者たち以外にはあまり知られてない「第三のモデル」があるんだ。それが「ギフトエコノミーの文化」だ。ギフトエコノミーの文化は、希少性ではなく、過剰への適応だ。それは生存に不可欠な財の物質的欠乏が少ない社会で起きる。穏和な気候と豊富な食料を持った経済圏の原住民のあいだにギフトエコノミーが見られる。ギフトエコノミーの文化での社会的なステータスは「その人が何をコントロールしてるか」ではなく「その人がなにをあげてしまうか」で決まる。だからクワキゥトル社会のチーフたちは「(食糧や財産を気前よくギフトする)ポトラッチ・パーティー」を開く。かたやハッカーたちは、長時間の労力を注いで、高品質のオープンソース・ソフトをつくる。こうしてみると、オープンソース・ハッカーたちの社会が、まさにギフトエコノミーであるのは明らかだ。そこでは「生存に関わる必需品」、つまりディスク領域やネットワーク帯域、計算能力などが深刻に不足するようなことはない。ソフトは自由にシェアされる。このゆたかさが生み出すのは、そこでの競争による成功の唯一の尺度となるのは、仲間たちのあいだでの評判だという状況だ。」(「贈与経済としてのハッカー文化」 山形浩生訳 エリック・レイモンド著「ノウアスフィアの開墾」(プロジェクト杉田玄白)より抜粋して再編集) ▼「クラフターたちの経済」 「ウッラマーリア・ムタネンによれば、 「市場のシステム」とはこうである。 (1) 利益が交易の動機である。 (2) 交易はお金を基盤とする。 (3) 値段は需要と供給で決まる。 (4) 需要はマーケティングを通じて誘導される。 それに対して、「クラフター(工作や手芸の好きな人たち)たちの経済」はこうである。 (1)「学習、認知、そして、互恵は、少なくとも経済的利益と同じくらい、クラフターたちの交易の動機となる」 (2)「クラフターにとっては、金銭の取引きよりも、物々交換や会話のほうが交易の形式において、より重要である。」 (3)「つながり(Links)がクラフターたちのモノの価値を決める。クラフターたちは何か新しいものを学べるモノを評価する。」 (4)「クラフターが求めるものは、単に買ってくれることではなく、認知してもらうことである。」 そして「これまでとは異なるクラフターたちの経済は存在するのだろうか?存在するし、クラフターの交換の論理が、一般の商品の尻尾のところまではいのぼってきつつあると私は思う。」とウッラマーリア・ムタネンはそう云う。(ウッラマーリア・ムタネン「手芸愛好家の経済」(日本版「Make: vol.05」収録)より抜粋して再編集) *原文=http://www.make-digital.com/craft/vol01/?pg=41&search=Ulla-Maaria&per_page=5&results_page=1&doc_id=-1 ▼「ハイパー・デモクラシー」 ▼[YouTube] ジャック・アタリ「超民主主義」(日本語吹き替え版) 「イルコモンズによる正誤表」(3分54秒-4分09秒) 【誤】 ビル・ゲイツ 【正】 マーク・シャトルワース *注:マーク・シャトルワースはUbuntu の創設者 ▼「Ubuntuな人たち」 「Ubuntu は人間同士の信頼や、お互いの関わりについての南アフリカの倫理的な概念です。この言葉はズールー族の、そしてコサ族の言語からきています。Ubuntu は伝統的なアフリカの概念で、南アフリカ共和国の創設原理のひとつと見なされ、アフリカのルネサンスについてのアイデアに繋がっています。Ubuntuの根本原理を大まかに訳すと、「他者への思いやり」です。別に翻訳してみると、「すべての人類をつなげる普遍的な分かちあいの絆を信じること」といえるでしょう。Ubuntu な人とは、オープンな性格で他人に貢献する気持ちがあって、自分以外を肯定的に捉えられる人のことです。Ubuntu な人は自分が大きな世界につながっているという確信から生まれる適度な自信をもっているために、他人の能力や親切をねたみません。他人が馬鹿にされたり落ち込んだりしたときには共に落ち込み、他人が苦しんでいるときにはその気持ちを共にします。」(デズモンド・ツツ)(「日本語版 Ubuntu」パネル→「システム」→「Ubuntuについて」「名前について」より抜粋して再編集) ▼A・ネグリ+M・ハート「コモンウェルス」(2009年 *未邦訳) 「When Empire appeared in 2000, it defined the political and economic challenges of the era of globalization and, thrillingly, found in them possibilities for new and more democratic forms of social organization. Now, with Commonwealth, Michael Hardt and Antonio Negri conclude the trilogy begun with Empire and continued in Multitude, proposing an ethics of freedom for living in our common world and articulating a possible constitution for our common wealth. Drawing on scenarios from around the globe and elucidating the themes that unite them, Hardt and Negri focus on the logic of institutions and the models of governance adequate to our understanding of a global commonwealth. They argue for the idea of the "common" to replace the opposition of private and public and the politics predicated on that opposition. Ultimately, they articulate the theoretical bases for what they call "governing the revolution." (編集中)
by illcommonz
| 2009-09-13 22:35
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