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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼[遺稿] リーマン・ショック以後の「拡張されたアート2.0」に向けて
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 今朝、ボツにすることにした原稿は、この秋に開催されるヨーゼフ・ボイス回顧展のカタログ(ではなく、関連書籍でした)のために書いてたもので、内容は、「すべての人はアーティストである」というボイスの芸術論をじっくり再検討しながら、ボイスが「未来の芸術」として夢みていた「拡張されたアート」と「社会彫刻」が、ゼロ年代にはじまったいろんな社会・政治運動(「素人の乱」とか「246表現者会議」)の中で現在進行形で実現されつつある、ということをたっぷりレポートした同時代文化の民族誌。民族誌というのは、その現場で自分がみたこと・きいたこと・そして自分もいっしょにやったことをもとにして書く作文のこと。

 タイトルは、「すべての人はアーティスト=起業家である」????....ではなくて、「すべての人はアクティヴィストである~リーマン・ショック以後の「拡張されたアート2.0」に向けて」で、これは去年書いた「〈帝国〉のアートと反資本主義の表現者たち」「アクティヴィズムの回顧と展望―アクティヴィズム2.0に向けて」の続篇にあたるもので、「アクティヴィズム・アート」シリーズ三部作の完結篇になるはず、だったけど、あまりに長くなりすぎたので、ひとまず、ボツ。「クリエイティヴ・コモンズ・ライセンス 表示-非営利-継承 2.0 日本」をつけるはずだったけど、それもボツ。

 どう考えてもカタログには載りきらない量だから、いっそのこと自分でわらばん紙に印刷してカタログの付録として配るか。。。あ、いや、それよりも、ネットにオープン・コンテンツとして公開した方が「拡張されたアート2.0」らしくていいな。カタログにはテキストのタイトルとURLだけ載せる。そしたら1ページですむし、「クリエイティヴ・コモンズ・ライセンス」も活きてくる。照会先のサイトブログにリンクがはれるし、YouTube 映像にもアクセスしやすい。なにより、書き残していたことを書き足せる(←まだ書くつもりか)

・・・と、結構、本気でそう考えてるんですが、いかがでしょう?
これをみたら、イルコモンズまで、ご連絡ください。>カタログ担当編集者さん

また、このエントリーをご覧になった方はどなたでも結構ですのが、
この起死回生の案についてのご意見・ご感想をコメント欄にお寄せください。

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[追記] 参考までに「第一話」はこんな感じです。

■「現在の日本社会でのアートと政治の関係性についてのモデルケースや具体的な試み、
その可能性について小田さんの視点で論じていただければと存じます。」

●では、はじめに「現在とはいつなのか?」まずそれを考えることから話をはじめましょう。

▼第一話:「現在」

 今から一年前のことですが、ある雑誌の依頼で、「〈帝国〉のアートと反資本主義の表現者たち」という文章を書き、「アートと政治の関係」についてレポートしました。〈帝国〉というのは、A・ネグリとM・ハートが名づけたもので、旧社会主義圏の崩壊によって、「勝ち組」になった資本主義経済のルールと価値観が地球をくまなく支配する二十一世紀の「新しい帝国」のことです。「市場開放」や「構造改革」といった天下の大号令と共に出現し、みるみる巨大化していったこの〈帝国〉では、この世に存在するありとあらゆるものが商品になり、投機や投資の対象にされます。そこではアートも例外ではなく、安全で確実な投資対象を探していた富裕層や投資家たちにとってアート作品は格好の投機の対象となり、現物資産として次々に買い漁られてゆきました。著名作家の作品が史上最高額で落札されてゆく一方、将来の値上がりを見こんでアジアや日本の若手作家たちの作品も先物買いされてゆきました。その当時、「アート」という語でネットを検索すると、いつの間にか「富裕層のための資産運用」サイトにたどり着き、あまつさえそこではこんな記事さえ目にしたものです。(*01)

 「9・11米国同時多発テロ以降、アートは安全なアセット・クラスと認識され、世界の富裕層のセイフティー・ヘイブン(「安全な逃避港」すなわち、日本語で言うところの「最後の砦」)として機能している。「レバレッジを解消し、手仕舞いされた膨大な資金が安全を求めてCASHや債券、特に米政府短期証券に流れ込んでいる」のであれば、むしろ「この資金の一部は必ずやアート市場にも流れ込んでくるはず」と筆者は考える。」(「富裕層のための資産運用・YUCASEEマネー」より)(*02)

 こんな具合にアートも〈帝国〉のマネーゲームとそのマーケットに飲み込まれていたわけです。T・フリードマンは、グローバリゼーションのおかげで先進国と発展途上国が対等かつ公正に競争ができる場が生まれたと述べ、それを世界の「フラット化」と表現しましたが、J・スティグリッツが反論したように、現実には世界は決して対等でもなければ公正でもなく、それどころか、北半球と南半球での格差や、富裕層と貧困層の格差は、ますます広がる一方で、むしろ「世界という舞台で効率的に競争できる者とできない者との格差」の広がる「逆フラット化」現象が起きていたのです。(*03)

 (★イルコモンズより: いま、また、ものすごい勢いで、加筆修正(←こらこら、もう加筆するな、削除しろ)してますので、ここでいったんテキストをひっこめます、ご意見・ご感想ありがとうございました。このテキストをどう始末するかは、いま、担当編集者たちと鋭意検討中です)。
by illcommonz | 2009-09-23 07:44
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