![]() はじめに、ふた、ありき
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![]() Cafe★Lavanderiaで 行われた。 その顛末はコレ」 「なんと、5号店随一の超目玉商品であるリーマンブラザーズ社のマグカップが、昨日売れました!!3年ぐらいはうちのショーケースにさらし者にしておこうかと思ったんですが、急遽、売ることを決断してしまいました…。お買い上げいただいたのは、イルコモンズさんという、文化人類学者にして妙なもの好きな人!!この商品を紹介したときから、イルコモンズ氏は自分のブログで早くも反応を示しているほどの熱意があった。そして昨日、たまたま会ったときも、何であれがほしいのかを熱く語っていた。う~ん、そこまでいうならもう譲るしかない…、ってことで売却を決定!さて、気になるお値段は…。 なんと! 1000000000000ジンバブエドル!1兆ジンバブエドル!! うわ!! すごい!!! こりゃ大変だ! スイス銀行の指定口座に振込みだ!!!!!…と、思うかもしれないが、どうやらジンバブエでは1兆ジンバブエドルでパンが一個買えるぐらいだという。だが、面白いのでその価格で商談が成立!!!!!イルコモンズさん、有効に使ってくださいね!! 【おまけ情報】 ちなみに、さっき調べてみたら、ジンバブエドルは今年の4月で流通を停止したという…。 【追加情報】 ちなみに、イルコモンズ氏のブログを見たら、100億ジンバブエドルと書いてあった!!どうやら、ジンバブエドルは激しいインフレとデノミを繰り返して、むちゃくちゃになってるようなので、1分1秒レートが変わっているらしい…。とりあえず、100億ジンバブエドルっていうことで。」 ▼松本哉「イルコモンズとの激しいマネーゲームの末、リーマンショックが収束! 」より ................................................................................... あれ?、「1兆ドル」だったっけ、、、、ま、いいか、あのときは映画の完成を祝って二人ともお酒のんでたし、今回は御祝儀ということで、、、、とりあえず、「1兆ドルを100億ドルっていうことに」してもらうことにしよう。それにしても、さすが、祭り好きの貧乏人は気前がいい。宵越しのドルはもたない、酔うとケタちがいにまちがう。 ちなみに、リーマンショックで崩壊した金融市場は、分刻み秒刻みどころか、マイクロ秒単位で価格が変動していたらしい(もちろん今も同じように変動している)。ロートレアモンの「こうもり傘とミシンが手術台の上で、、、」どころの話ではなく、「お金とテクノロジーがネットワークの上で出会って生まれたメガ・シュールな現実」である。マルクス(←実はよんだことがない)の「ヨーロッパに妖怪がうろついておる、、、」ではなく、「地球に妖怪がとり憑いている、お金という名の亡霊が」という事実」である。「いったい、お金って???」と誰が想わざる。というか、そう想っても、またすぐに忘れて、人にものを考えさせないようにプログラミングされてるのが、「お金のとりこじかけのからくり」である。実際、お金には思想がない。ウソだと思うなら、米国ドル紙幣をみてみるといい。ドルにはこう書いてある。「IN GOD WE TRUST」。つまり、「いちいちものを考えたりせず、信じます、なにしろ神さまが太鼓判をおしてくださるのですから」ってことだ。さらにいえば、日本の紙幣には、、、、、なんにも書いてない。「ノー・シンク、ゴー・マネー」である。だから、だからこそ、それに対抗して、ものを考える。誰もがあたりまえと思っていて、わざわざ考えてみるまでもないことだと思っていることを、わざわざ考える「もの好き」な学問が、「抵抗の学」としての文化人類学である。ものを考えるのにお金はいらないし、「いったい、お金って???」と、ものを考え続けるることが、お金の魔力に抵抗する最大の防御である。ところで、FRB前議長のグリーンスパンは、「誰かが人間の本性を変えないと、同じことがまたすぐに起きるだろう」といったそうだが、グリーンスパンはやっぱりあほだ。本性というのはどうやっても変わらないものだからこそそれを本性と呼ぶのだし、なにより、人間の本性を変えるのではなく(←それは無理)、お金に対する思考を変えなければならない、というべきだろう。本性は変わらないが、思考は変わる。しかも、結構、あっさり変わる。問題はみんなが変えなければ意味がないということである。政治と同様、経済はひとりの思想だけでは変わらない。みんなが参加しないと変わらない。ということで、今回、手にいれたリーマン兄弟の杯カップは、「お金、この思想なき妖怪」についてみんなで考える、「イルコモンズ・アカデミー2」(「ポリスアカデミー2」みたいだな)の教材として有効に使わせてもらいます。それまでは、素人の乱の店頭でみんなの「さらしもの」にしておいてください。アカデミーを再開したら、とりにゆきます。ということで、ジンバブエの経済がもとにもどるまで、「お金はあとまわし」ということで、どうかよろしく。 以上、「もの好き」が「天職」の、イルコモンズより(はぁと ----------------------------------------------------------------- [追記] ところで、もの好きな元・現代美術家でもあるイルコモンズの目には、素人の乱のショウケースにおかれた、一兆ドルで売約済みの札のついたリーマン・ブラザーズ・カップが、ポスト金融恐慌時代の現代アート作品にみえてしまうのは、目の錯覚だろうか。ダミアン・ハーストならたぶんおもしろがるだろう。あるいは、もしヨーゼフ・ボイスが生きてたら、どう思っただろう?ヨーゼフならきっと、このカップでサパティスタの「革命コーヒー」を飲みほした後に、こういったはず。「うん、革命の味がする、これが私の望んでいたものだ、これが革命後の世界の味だ、おかわり、もう一杯!」と。 [追記] その「もの好き」は、今日は、代々木公園に「宮下公園のNIKE公園化」に反対するデモにゆきます。台風で水没したこの看板を、あらたにプラカードに仕立て直したものを持ってゆきます。天気が好いので、デモの後は代々木公園でピクニックをして、それからこの映画の夕べで、この映画をみます。 ▼「現代独立映画の夕べ」 [日時] 2009年9月27日(日) [場所] 文京区民センター2A 映画「Good luck, Comrades!」(《洞爺外傳》之 祝君安好 [監督] Fredie Chan Ho Lun [撮影] Chow Sze Chung, Benny Chan Yin Kai [制作] Toya7dogs (Hong Kong) 65分 カラー 2009年 日本語字幕つき ![]() 「七人の香港市民記者 たち」(a.k.a. "Toya7dogs")は、2008年洞爺湖サミットに対する抗議行動を取材するため日本を訪れる。彼らは成田空港の入管で不当にも一晩拘束され、香港のマスメディアの注目を浴びることとなる。しかし驚くべきことに街路での抗議行動はほとんど報道されることはなかった。この作品は"seven dogs"によるインディペンデントな記録であり、サミット開催地の内側と外側で起きた「二つの失望」を描いている。サミットの公式な会議ではグローバルな課題について意義ある回答を何も出せなかった。一方で活動家たちも大きな限界に直面していた。日本の強力で抑圧的な警備体制は国内外の活動家たちが共にその困難さを経験することでもあった。これらは楽観的であったりシニカルであったりする反グローバリゼーション運動の流儀とは全く別のもの―約束されざるものの体験であり、この作品は別の流儀で活動家たちが生まれていく瞬間をあぶり出していく。」 サミット直前のデモで逮捕されたせいで、行きそこなった現場、参加しそこねたデモ、見そこねた風景を見にゆきます。
by illcommonz
| 2009-09-27 07:26
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