2009年9月27日、今日は、とりたてて、なんでもない、どこにでもある、ごくふつうの日曜日で、天気も好く、空も晴れてるので、著作家を廃業することにしました。いま手がけている美術批評の原稿を最後に、著作家としての活動を廃業します。
といっても、
2002年9月11日に美術家を廃業したときと同じで、廃業しても、書くことはやめません。書くことをやめるのは、考えることをやめることで、つまりそれは、生きることをやめることでもあるし、生きることは死ぬまでやめられないので、これからますますたくさん、ものを書くと思いますが(特にブログやジンで)、とりあえず、以後、クリエイティヴ・コモンズ・ライセンスを使用できないコピーライトのある本、出版物その他もろもろのうんぬんかんぬんという、あとのことはあとまわしにして、これから先のことに専念することにします。
大丈夫、いずれだんだんそうなってゆくのだから、何の心配もありません。それはかつて私たちの祖先がやってきたこと。さて、ところで、今日は、これからデモにゆくので、くわしくは、いずれまたどこかで。
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[追記] 1999年に人類学者(Anthropologist)を廃業、2002年に美術家(Artist)を廃業、2009年に著作家(Author)を廃業、これで「Aではじまる職業」の廃業3冠をついに達成し、晴れてトリプル・マイナスAの人間になれました。今日は、とりたてて、なんでもない、ごくふつうの日曜日だけど、イルコモンズにとっては、念願のサンデー・ブッシュマンになれた気のする、めでたい解放の日です。
[参考] 「サンデー・ブッシュマンたちへ」(「イルコモンズのふた」2009年6月26日より)
http://illcomm.exblog.jp/9907810/
そして、これでさらに一歩、これに近づけたような気がする。
イル・コモンズ 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる