「宮下公園ナイキPARK化計画」の完成予想図をみながら、
「ナイキ本社宮下PARK化計画」という計画を思いついた。
つまり、品川にあるナイキ・ジャパン本社のビルの一部を改築し、そこに野宿者専用の無料宿泊スペースや、デモや集会のためのフリースペースをつくるという架空の建設計画、と、その完成予想図を募集してコンペを開催するという案。世の中には自分が設計したビルの「廃墟予想図」を描いてみせた建築家もいるので「ナイキPARK廃墟予想図」でも可。「完成予想図」は別に建築家だけが書けるものではないので、美術家やデザイナーのほか、誰でも参加できる、フリーエントリー制のコンペをやってみるといいかもしれない。
イルコモンズも絵が描ければエントリーしたいところだが、へのへのもへじすら描きたがらず、自分が描いたものをみるのがなにより嫌いなので、以上の計画だけを提案します。おもしろいと思った人はどうぞ「JUST DO IT」でやってみてください。やればできる=JUST DO IT!
これは昨日の渋谷での「宮下公園ナイキPARK化計画」に反対するデモの写真(撮影:
はらだゆきこ)。ナイキ社と渋谷区のあいだで調印が行なわれた後にもかかわらず、昨日は240人くらい集まってたそうです。つまり、まだ何も終わってないし、はじまってもいない、まだまだこれからということです。イルコモンズは、このプラカードにロープを結んで、そのロープの先にナイキシューズを縛りつけ、それをひきずりながら歩きました。シューズそのものには罪はないので、こういうやり方はあまり好きではないのですが、とはいえ相手は、タフさとエクストリームさを売りにしている靴メーカーなので、あえてそうしてみました。1時間半くらい渋谷をあるいて、しかも、みんなが蹴飛ばすので、かなりボロボロになりました。もともと、片方なくした靴なので、あとはショーケースにでもいれて、ゼロ年代の東京のアクティヴィズムの一端(異端?)を紹介する資料として、どこかで展示するくらいしか使い道がありませんね。もちろん、そんな展示があれば、の話ですが。