デモと
モブが一段落し、
G8も消滅し、
五輪危機も去ったので、イルコモンズの無謀な情熱がしでかした、例の「
とりかえしのつかない」
、コトの始末をつけることにしました。担当編集者と協議をかさねてきた結果、いまある56,000字を最大10,000字以内に収める、という方針で決着しました。もとはと云えば、原稿用紙20枚で頼まれた仕事を、勢いあまって140枚も書いてしまい、結果として、5枚プラスになったわけで、担当編集者にはホントに申しわけないことをしたと思ってます。数にヨワいのも、ほどほどにしないといけません。。。それはともかく、こういう機会でもなければ、おそらく書くチャンスのなかったことを、思い存分、とは云えないまでも、のびのびと書けたので、担当編集者には、たいへん感謝してます。しかも、ボイスについて書くことで手にした「
批評のわけまえ」も相当な量で、しばらく、それだけで食べていけそうなくらいです。原稿をいくら削っても、
56,000字の全文はそっくり手元に残るし、いま準備をはじめてる
秋の展覧会のためのテキストとして、そのまま転用することもできるので、まさに「ぼうずまるもうけ」です。とはいえ、もうけすぎてはバチがあたるので、全文はいずれ「クリエイティヴコモンズ・ライセンス」をつけて、まるごと全部、公開することに決めました。で、今日は日曜日で、デモもないので、いつもより早起きをして、イルコモンズ当社比80%OFFである大バーゲン書き直しセールをしてます。書くのも早いけど、消すのはもっと早いので、もうすぐ終わります。朝飯前には間に合いませんでしたが、お昼ごはん前には、たぶん終わります。書き終わったら、これが「著作家」としての最後の仕事になります。
著作家を廃業した「元・著作家」としての
最初の仕事の方が先に出てしまいましたが、そんなふうに、これからも書くことはやめないし、「クリエイティヴコモンズ・ライセンス」を使える媒体や出版物になら、いくらでも書くつもりなので、以後もどうぞよろしく。あ、でも、いま他にやりたいことや、
見たい映画が山ほどあって、まだ終わってない
仕事や
講義もあるので、〆切のある書きものは、年内はひとまずこれで打ち止めにします。