土曜は、京都大学総合博物館の
「学術映像博2009」のワークショップ「共振する音とイメージ」で何か話します。こちらはアカデミックな映像祭なのですが、人前で専門的な話や学術的な話をするのは苦手なので、「文化人類学解放講座」の前期の講義でいつもやってる「民族誌とサウンドトラック問題」の話でもしようと思ってます。当日は、Phill Niblockのパフォーマンスをみれるのがたのしみです。もともとは、刀根(康尚)さんの参加とパフォーマンスも計画されていたのですが、企画サイドの諸般の事情により(世の中には諸般の事情が多すぎる)、こちらは実現しませんでした。でも、11月22日にヨコハマ国際映像祭で、ジム・オルーク+大友良英+刀根康尚の「3-part in(ter)ventions」のセッションがあるので、そこで再会できるのをたのしみにしてます。
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「3-part in(ter)ventions」
[日時] 2009年11月22日(日)19:30
[場所] ヨコハマ国際映像祭 新港ピア会場
[出演] 刀根康尚、大友良英、ジム・オルーク
[入場料] 予約 3,000円 / 当日 3,500円
「現在開催中のヨコハマ国際映像祭2009(~11月29日)の関連イベントとして、ニューヨーク在住の前衛作曲家・美術家の刀根康尚による新作の他、 大友良英およびジム・オルークとのライブセッション『3-part in(ter)ventions』が11月22日、新港ピアにて開催される。刀根康尚は、1958 年頃から即興演奏を始め、ハイレッドセンターとのコラボレーションやフルクサス運動への参加、サウンド・アートや電子音楽の文脈でも注目を集め、音楽と美術の境界を超える活動を行うアーティストである。2002年、万葉集四千五百首あまりを構成する漢字を全てデジタル化された画像で表現し、それを音声データとして出力させる「Wounded Man'yo」で「アルス・エレクトロニカ」においてデジタル・ミュージック部門金賞を受賞し、現在も第一線で活躍している。このイベントでは、MP3のファイルの音声圧縮のプログラムに介入し、音響のソースを全く新しい音響に変えるという新作の発表とともに、本年度「ENSEMBLES09」として多数のイベントを行っている音楽家大友良英と、新作『The Visitor』も好評の日本在住の音楽家ジム・オルークとのセッションも行われる。