▼アートチャンネル制作「ヨコハマ国際映像祭」(2009年)
「ヨコハマ国際映像祭」には、いくつも展示会場があります。イルコモンズの大好きなクリスチャン・マークレーやアナーウト・ミックなど、国際展の常連作家たちの映像展示やインスタレーションは「NYK会場」に展示されています。みなとみらい線「馬車道駅」からだと、「NYK会場」の方が近いので、まずはそちらを、ひととおり見ておくのがよいでしょう。一方、remoといるといらとそのなかまたちは、「新港ピア」会場にいます。この会場は、名前のとおり、港のなかにあります。ここではイルコモンズの大好きなGRLなどの展示をみることができます。この会場のいちばん奥の奥が「LAB SPACE」で、remoといるといらとそのなかまたちは、そこにいます。「LAB SPACE」では、すべてが「ワーク・イン・プログレス(=現在進行中)」で、名前のとおり、映像とメディアを使ったいろんな「実験」や遊びやメディア・アクションが毎日行われています。remoといるといらとそのなかまたちは、そこでかなり好き勝手に展示や活動をやっているのですが、まだ一度も怒られたことがないくらいに自由です。先日は韓国から来た「
コルト/コルテック闘争遠征団」と一緒に「LAB SPACE」で共同制作と野外活動をやりました。これはもうすぐ「
A3TV」で放送される予定です。この「LAB SPACE」のさらに奥に「バック・ヤード」があります。

remoといるといらとそのなかまたちは、できるかどうかわからないけど、展示できるかどうかわからないけど、思いついたら、とにかくつくってみる、どうするかは、つくってみてから考える、という、文字通りの実験をやっています。もう
展示スペースからはみだしそうなくらい、いろんなものを展示しているのですが、それでもまだ、「あれもやろうこれもやろう」と、アクティヴなメディア工作活動をしています。残念ながら、ここは一般公開されてない場所なので、こっそり写真をおみせします。

「
非公式CREAMポスター」を密造しています。となりに機動隊がいますが、気にしません。
アナーウト・ミックの新作「スクール・ヤード」を見て衝撃をうけて帰ってきたイルコモンズが、「あの映像こそ、アクティヴィズム3.0のリアルな風景だ!あれを展示しなければ「アクティヴィズム3.0」にならない!」と言いだして、さっそく材料を集めてきて、勝手につくりはじめた、なんだかわけのわからないもの。
[追記] CREAMのカタログをみていて、"いる"がおもしろいDIYの遊びを思いついたので、"だだっこ"につくってもらいました。来週の水曜にディクレターとキュレーターたちを呼んで、「これ、どう?」とみせることになってます。OKがでないはずがないものなので、来週の後半からさっそく展示します。