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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼親密圏を生きる
d0017381_5411863.jpg同時代の「映画、アニメ、アート、写真」など、あらゆるジャンルの活動は依然としてまだ、資本主義の「マーケット・エコノミー=市場経済」に支配されているが、そのなかで「クラフター・エコノミー=ものづくりのエコノミー」という、「もうひとつのエコノミー」がいま、静かに、しかし着実にひろがりつつある。それはこういうエコノミーである。


 (1)「学習、認知、そして、互恵は、少なくとも経済的利益と同じくらい、
   クラフターたちの交易の動機となる」

 (2)「クラフターにとっては、金銭の取引きよりも、物々交換や会話のほうが
   交易の形式において、より重要である。」

 (3)「つながり(Links)がクラフターたちのモノの価値を決める。
   クラフターたちは何か新しいものを学べるモノを評価する。」

 (4)「クラフターが求めるものは、単に買ってくれることではなく、
   認知してもらうことである。」

 こうした「クラフター・エコノミー」をすでに生きはじめている、remoといるといらとそのなかまたちのようなNPOやアフィニティ・グループは、メインストリームのメディアが云うことや伝えること、世間での評判や業界での評価など、はなっから信用してないし、期待もしてない。ぼくらにとって大事なのは、市場や商品の世界とは無縁の、「親密圏」の中での「つながり」や「認知」の方であって、「アクティヴィズム3.0」の展示はそういうふうに組み立てられている。こうしたエコノミーのちがいが認識されていない限り、なぜあんな展示をするのか、なぜあんな見せ方をするのか、合点がいかないと思う。依然として、市場経済のなかにいる新聞記者や美術批評家たちには分からないだろうが、分からなくてもちっとも構わないと思っている。それよりも、ぼくらを本当によろこばせるのは、こういうことばの方なのだ。

 「CREAMに参加している多種多様な作品群の中で、わたしの友人たち「remo + いるといらとそのなかまたち」も、日々の活動=身体性を、そのままそこへ凝縮移植したかのような、「アクティヴィズム3.0」という空間を手がけています。そこにあるのは、自分たちのくらしを自分で作る方法、自分をおいてけぼりにしようとする世界へ介入する方法、人に自分を伝える方法、、グラフティ、カラス、ミシン、草、毛糸、、なんだかいろいろあって、カルチャーショックを受けるかもしれないですが、もともと自分たちのくらしにあったものだったり、忘れていたことだったりする気がします。俯瞰で眺めてみれば、未来のくらしを映す、巨大映像装置になっていて、そこに行方不明の絆のひとつが、撮影されているように思えます。完了形の作品と違って、今起りつつ状況もリアルタイムに映し出す展示=メディアとして、会期中、日々進化している(植物も育ってるし)もよう。」(Letter from Hより)

 「開催中の「ヨコハマ国際映像祭」に行ってきました。いろんな展示を観てから、最後にお目当ての「いるといらとそのなかまたち」のブース(新港ピア内)にたどり着けばいいや、期間内にきっと他の日も行くだろうからなんなら今日は軽くチェックだけでもなんて思っていたのですが、結局、 BankART Studio NYKにも寄らず、新港ピアの他の展示も観ずに、「いるといら~」ブースに直行、そのまま気づけば、3時間超を、この「アクティヴィズム3.0」展の中だけで過ごしてました。ブース内を一周みてまわって、それから入り口にもどって、パネルの文章や、貼られてある(壁や作品にもべたべたと貼られている)ポスターやステッカーの文字もぜんぶ読んでいった。こんなに熱心に展示を「読んだ」のは、世田谷文学館での「花森安治」展以来だと思います。なんでかというと、僕が特にこの数年に学んで、観て、体験してきたものの断片でこの空間が満たされていて、その断片それぞれをいままた読み解くと、歴史や文脈がよみがえったり流れ出したりして、それがさらに新たな世界を見せてくれるから。無数の断片が起爆装置になってたり、再起動のスイッチがセットされてる。あのときのあれはこういうことだったんだ、っていう謎解きの楽しさもある。種明かしも、返答もあるし、提案もあるし、宿題もあるし、こっちになってほしいという未来もある。ヨーゼフ・ボイスの言葉をはじめ、ここにはさまざまな箴言が引用されている。グラフティーにあったスローガンも、世界のどこかで誰かが描いた言葉。そういうのは「WE ARE EVERYWHERE」と宣言してるのだろうし、ヨコハマでのこの引用=連帯にまたどこかで誰かがいつか応答するのだろう(NEVER BE DEFEATED!)。ここにあるものはそれぞれの現場で、盗用され、応用されたがっている。展示から展開されたがっている。しかも、このスペースの「作品」は期間中、現在進行形で増殖していくらしい。陳列されてた本を取ってページめくったら、ドイツ語で読めないけど写真だけは全ページ釘付けにされちゃったとか(去年、ドキュメンタリー映画の中で観た、ドイツでの反G8行動の写真集)、油断も隙もありゃしない。また行って観てきます。というか今日は他のブースは、GRLしか観られなかった! あと、「三人デモ」の映像は観た!週末にはイベントもあります。期間は11月29日まで。」

この記事は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。

(TUK TUK CAFE日記より)
by illcommonz | 2009-11-21 05:47
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