「ART LAB OVAのヅこと蔭山ヅルは、ヨコハマ国際映像祭ラボスペースの活動に行き詰ったり、疑問をもったりするたびに、いろいろな人にインタビューをしてまわっています。今回は、イルコモンズ、小田マサノリさんと「記録と表現とメディアのための組織 remo 」代表、甲斐賢治さんにインタビュー。シンプルで強くてわかりやすい。映像祭において、あえて映像を排除した姿勢。オーバにも通じるところがあり、ちょっと納得しました。」(cream ラボブロ!!「
イルコモンズ 小田マサノリ&remo 甲斐賢治インタビュー」より)
問題を指摘したり不満を述べるだけでは何も変わらないし解決もしない。それはどのジャンルでも同じこと。どの社会でも同じこと。どの世界でも同じこと。でも、こんなふうにストレートに語るなかで見えてくる状況がある。その見えてきた状況のなかで、「いま・ここで、できることは何だろう?」と問い、話し合い、そこで思いついたこと考えたことを共有しあって、アクティヴに実行してゆくのが、アクティヴィストだと思う。万事が「ワーク・イン・プログレス」の「実験スペース」で、映像よりも展示よりも大事なのは、こうした現場のプロセスを映像化することではないだろうか。