「確実に、増えている。なにがって、非公式ポスター。このままいくと、公式を凌駕するかも!」
▲ほらほら!
▲若葉町に!
▲ロックカフェの前に!
▲ステッカーまで!
(ラボブロ
「非公式ポスターその後」より)
「CREAM=ヨコハマ国際映像祭の来場者が少ないのは宣伝が足りないせいだよ」とみんながそう云います。「ふ~ん、宣伝が足りないんだったら、増やせばいいのにね」と、いるといらとそのなかまたちはそう思いました。いるといらは野ねずみなので、人間みたいにあまり頭がよくありません。だから、足りないものは増やせばいいんだよ、と単純にそう思ってしまうのです。すると今度は「でも、予算が足りないんだよ」という声がきこえてきます。「ふ~ん、でも、お金がないんだったら、お金がかからない方法でやればいいのにね、ぼくら、いつもそうしてるよ」と、いるといらとそのなかまたちは思いました。でも、思うだけではなにも変わらないし、ぐずぐずしてたら展覧会が終わってしまうので、いるといらとそのなかまたちは、自分たちで勝手に宣伝することにしました。野ねずみのいるといらは、そうすることがインディペンデントだと思ったようです。いるがデザインした、このステッカーは「A3展」の会場で配っているものです。つくるとすぐになくなってしまいます。「A3展」をみて、アクティヴな気持ちになったお客さんたちが家に持ち帰って、いるといらとそのなかまたちのかわりに、街のあちこちに貼ってくれているようです。「さすが、横浜市はクリエイティブ・シティだね。」といらが感心しました。いるは「もっと人の目につくにはどうしたらいいかな」と考え、カドミウム・オレンジやハイパーネオングリーンの紙に1枚5円の白黒コピーで印刷しました。そのステッカーは「A3展」の会場においてあります。まだあと100枚くらいあるので、どうぞ遠慮なく、どんどん持っていってください。