はじめに、ふた、ありき
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▼デモクラシー・ナウ 日本版 「資本主義の問題に真っ向から挑むマイケル・ムーアの新作 「キャピタリズム~マネーは踊る」(日本語字幕つき 45分) 「2009年9月末に米国で封切られたマイケル・ムーアの新作『キャピタリズム~マネーは踊る』(原題Capitalism: A Love Story 『資本主義─ある愛の物語』)の標的は、世界を隅々まで支配する資本主義そのもの。資本主義は悪の制度で、その本質はネズミ講だと喝破するムーア監督はこの映画で、民主主義を形骸化させ政治と社会を牛耳る金融資本と、それに寄生する議会と行政に正面から切り込み、返す刀で、問題の本質から目を背け弱者に責任を転嫁することで権力に擦り寄る大手報道機関を切り捨てます。2008年、リーマンブラザーズ証券の破綻とAIG保険の経営危機に端を発した世界同時不況、それに続く巨額の公的資金による金融業界救済。「デリバティブ」や「クレジット・デフォルト・スワップ」(CDS)など、専門用語の煙幕に隠れて行われた「略奪」を誰にでも分かるように説明するという野心的な作品を通じて、21世紀のための新しい経済秩序が必要だと提言する、マイケル・ムーア監督に独占インタビューしました。」 「マイケル・ムーアの映画はどれも同じだ」という人がいるけど、マイケル・ムーアが映画で変えたい・変えなければならないと思ってる現実の政治や社会が、依然として変わってないのだから、世界を変えるには辛抱づよく、同じことをくりかえしやり続けるしかない。むしろ世界が変わらないことにじっと堪え、つねにヒューモアと笑いを忘れず、同じことを様々なアングルやフィールド(=現場)でやり続けてきたその不屈の姿勢と持続性こそが尊いと思う。そして、それがぼくらに希望を与える。 ▼「わたしはそのロープの一部でありたい」(映画「ザ・コーポレーション」より抜粋) マイケル・ムーアの映画にはエンターテイメントやスペクタクルの要素があるが、それはもちろん興行収益をあげるためのものではなく、ドキュメント映画につきものの過酷な現実に人の目を向けさせるための「シリアス・コメディ」(イシュマエル・リード)だと思う。それはシニカルではなく、シリアスなコメディであって、泣けばいいのか笑えばいいのか分からない現実をスクリーンに映し出し、僕らにものを考えさせてくれるコメディである。マイケル・ムーアにとって「撮ることはたたかうこと」であり、マイケル・ムーアの映画は「変わってゆく同じもの」(リロイ・ジョーンズ)なのだ。この45分間のインタヴューの中でいちばん好きなところは、「映画作家なら誰でも心がけていることです」と前置きしながら語るマイケル・ムーアの映画についての考え方で、はたしてどれだけの映画作家がそれを心がけているだろうか?この部分は「映画作家」だけでなく「映像祭」や「映像展」の関係者にもぜひみてほしい。ほかにもいい話がたくさんあるが、このインタヴューを通して見えてくる、アクティヴィストとしてのマイケル・ムーアの一貫した姿勢は、次のことばに尽きると思う。 「あなたが望む変化を見てみたいと思ったら、 あなた自身がその変化にならなければなりません。」 (ムハト・マガンジー) 「リーマンショック以後の世界の新しい反資本主義の映画」である映画「キャピタリズム」は、明日から東京で公開され、来月から全国で公開されます。 [関連] ▼映画「キャピタリズム~マネーは踊る」公式サイト http://capitalism.jp/ ..................................................................................... [追記] この映画を見た後に、「アクティヴィズム3.0/リーマンショック以後の世界の新しい反資本主義の表現者たち」の展示を見たら、その反応も少し違ったものになっていたもしれないし、その変化を見てみたいと思ったので、年が明けたら、まずは東京で、そしていずれは、別の場所で、巡回展示をしよう、という話をはじめています。そして、そのための場所を提供してくれる人やグループ、展示をサポートしてくれる人やグループを求めています。年齢・性別・国籍を問わず、自分も世界の変化の一部でありたいと考え・行動するアクティヴななかまを求めています。
by illcommonz
| 2009-12-05 02:09
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