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「日本、COP15で「化石賞」 NGO「交渉阻んだ」
「国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)に参加している国際的な環境NGOは12日、日本が交渉進展を阻んだとして「化石賞」を贈った。交渉のたたき台である国連作業部会議長案が、温室効果ガス排出の削減を先進国にだけ義務づける京都議定書を、2013年以降も延長することを提案したことに日本が反対しているためだ。同日にコペンハーゲン入りした小沢鋭仁環境相は化石賞受賞について、「まったく納得できない。(NGOは)主要排出国である米国や中国に削減義務がない京都議定書でもいいと考えているのか。逆に聞いてみたい」と疑問を呈した。鳩山由紀夫首相が9月の国連気候変動サミットで、日本の20年までの削減目標を「1990年比25%削減」に引き上げ、NGOから高い評価を得た。だが、COP15に向けた日本の交渉方針は「後ろ向き」と受け止められている。」(朝日新聞 2009年12月14日)