「僕らはみな非連続の存在であって、理解できない運命の中で孤独に死んでゆく断片である。でも僕らは「失われた連続性」に対するノスタルジーを持っている。僕らは自分たちが偶然の断片であり、やがて死ぬべき断片であるという、僕ら人間が置かれている状況に耐えることができないのだ。僕らは自分たちがやがて死ぬべき断片であり続けるという事実にいつも不安を感じていると同時に、僕らすべてを再び存在に結びあわせる、あのはじまりの連続性への想いを常に持ち続けている」 ジョルジュ・バタイユ「エロティシズム」(イルコモンズ訳)