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![]() 「東京にナイキパークをつくる」という発想は、どうやら今から3年前の、 このキャンペーンに由来するようだ。 ▼「JUST DO IT.東京PARK」 「2007年の夏、東京外遊びの聖地「代々木公園」にダンスとスケートのPARKが出現!ミラー付きのダンスエリアに、バトル用サークルとBGMが用意されたダンスステージ。自由にバンクやボックスを移動し遊べるフラットエリアに、都内では他に例を見ないオリジナルランプ。ここで自由に遊べ、様々なイベントに無料で参加できるのが「JUST DO IT. 東京PARK」だ!会場のフリー開放はもちろん、ダンスレッスンやダンスバトル、スケート JAM SESSIONなど参加できたり観覧できたりするコンテンツが目白押し。海や旅行もいいけど、代々木公園という身近な場所で作る、特別な夏の思い出。さあ、代々木公園で遊べ。」 ▼「JUST DO IT. 東京」 「ナイキジャパンは、東京の新しい世代のアスリートたちとそのコミュニティにスポットライトを当て、長期的にサポートしていくキャンペーン「JUST DO IT. 東京」を展開しています。東京のストリートには、スケートボードや、ダンスなどのスポーツを通じて、自分自身を表現し、夢の実現を目指す若者が数多くいます。彼らは自分自身でプレイグラウンドを街の中に見つけ、「JUST DO IT.」の精神で街のルールと共存しながらスポーツを楽しんでいます。ナイキは2007年4月から屋外広告を展開し、今回の「JUST DO IT. 東京 PARK 2007」開催以外にも、今後さまざまな形で遊び場を提供していきます。」 つまり、2007年の代々木公園でのこのイベント以外の「今後のさまざまな形での遊び場の提供」が、「宮下公園のナイキパーク化計画」ということのようだが、このイベントの一年後に起きた、2008年のリーマンショック以後の世界では、この「2007年の発想」はもはやアウト・オブ・デートだと思う。ちなみに、この「JUST DO IT. 東京」キャンペーンの広告コピーはこうだった。 ![]() 「エクストリーム!」と云えば聞こえはいいが、「いったい何様のつもり?」と云いたくなるような「上から目線」である。「外で遊べ、道で遊べ、公園で遊べ、好きに遊べ、いまここで遊べ、東京で遊べ」? 小林一茶の「我ときて、遊べや、親のない雀」の「遊べや」には、恵まれない境遇にあるものたちへのシンパシーと共感の念があるが、ナイキの「遊べ」は、まるで主人が奴隷に命令するような「命令」でしかない。それに、2007年ならまだしも、2010年のこの不景気な時代に誰が遊ぶ気になるだろう?「もはやアウト・オブ・デートだ」というのはそういうことである。そのことはナイキだって分かってるはずだ。そう、時代は変わったのだ。 しかも、おそらくはナイキがまったく予想してなかった、いまの宮下公園の状況がこのまま続けば、ナイキ社がにとって最も大事であるはずの「ブランド・イメージ」の価値は下がるばかりであろう。堕ちたイメージの損益とそれを回復するためにかかるコストを、ナイキパークをつくることで得られる利益と比べれば、前者の方がはるかに高くつくはずだ。まともな経営コンサルタントがついていれば、計画の即時中止を勧めるのではないかと思うのだが、なぜそうならないのか不思議である。ことによると、渋谷区がゴネてるのかもしれない。なにしろ役人というのは一度決めたことを変えるのが何よりも嫌いである。それはともかく、2007年のこのキャンペーン広告をみて、いまさらながら、カチンときたので、べべべのべーとリミックスしてみた。 ![]()
by illcommonz
| 2010-05-14 03:19
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