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▼[YouTube] 「ドラムサークラーの森・宮下公園」 A.I.R.の藤井光くんが、昨日の宮下公園でのドラムサークルの様子を、30秒のビデオクリップに編集してくれました。映像はジャンプショットを使ったスタイリッシュな仕上がりになっていますが、この映像に映っているみんなの表情はすごくチャイルディッシュです。こんなふうに子どものような表情と時間をとりもどすことができるのがドラムサークルのいいところです。この映像ははじめて間もない頃の様子で、この後、陽がとっぷり暮れて、おたがいの顔が見えなくなるくらいまで、夢中でやってました。家に帰ると服と髪はほこりだらけ、手にはマメができて、なんだか原っぱから帰った子どもみたいだな、と思いました。もし宮下公園が、コンクリートで固められたスケートボード専用のナイキパークになってしまったら、こういうあそびもできなくなるわけで、ぼくらが「宮下公園を守りたい」というのはつまり、この映像に映っているような解放的な空気や時間を失いたくないからなのだと、あらためて確認することのできた、日曜日の午後でした。哲学者の内山節が「私たちはいまどんな記憶を回復したいと思っているのか。私には未来はこの思いからはじまるという気がしている」と書いてますが、この思いはぼくらも同じで、回復すべきものをまだかろうじて覚えている大人たちがまずは、自分たちが回復したいと思っている時間や場所や空気や表情を見つけだして、それを次の世代に目にみえるかたちにして提示することから、なにかがはじまるような気がします。ともあれ、こうしてひとつ場所ができたので、あとはいつでも好きなときに自由に宮下公園でドラムサークルをひらいてください。2人とか3人でやるミニマルなドラムサークルもいいです。持ち寄ったドラムを交換するとリズムががらりと変わります。人数分よりもひとつかふたつ余計に誰もが使えるコモン・ドラムを持ってゆくと、通りかかった人やまわりで見ている人もサークルにはいることができます。自分の趣味や体のサイズにあったドラムを見つけて、マイ・ドラム持参で参加すると、ドラムサークルはもっとおもしろくなります。「トライバル・ビーツ」とか「人力テクノ」とか「アンビエント」とかセッションごとにキーワードを決めてやると単調にならなくていいです。ドラムサークルには決まったやり方はありません。管楽器がはいってもいいし、サンプリングしたテクノ系のループをいれるとオーガニックなエレクトロニカになります。アイデア次第で、やり方は無限です。「遊べ、遊べ」とナイキに命令されなくても、ぼくらは好きなときに好きなように遊ぶし、ナイキに決められた遊びではないお金のかからない「遊び」をいくらでも知ってる。論よりもまずは JUST BEAT IT、ドラムサークルでKEEP MIYASHITA PARK、遊びでつながるアフィニティ・グループのたのしい反対運動、これがポスト・ゼロ年代の新しいポリティクス。
by illcommonz
| 2010-05-17 18:23
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