「基地を押しつけている「私たちの立場は何なんだ?」ということを考えなければならない」という問題提起への応答としてつくった
アンサーヴィデオ。イラク戦争のさなかの04年に
ECDが書いた曲に七尾旅人が
あらたに息を吹き込んだ。ひとつのジェネレーションがシフトしたというより、なにかが継承されたのだと思う。それは七尾旅人だけでなく、
やけのはらや
Shingo02にもいえる。彼らがいま考えていることやこれからやることに注目したい。
............................................................................
[追記]
「夜のなかを歩みとおすときに助けになるのは橋でも翼でもなくて、友の足音だ、ということを、ぼくは身にしみて経験している。ぼくらは夜のさなかにいる。ぼくは、ことばでもって闘争しようとつとめてみて、そのときにわかったのだが、夜に抗して闘争する者は、夜のもっとも深い暗黒をも動かし、夜をも発光させなくてはならぬ。(ヴァルター・ベンヤミン)」
「通りすがりの
その町の歌をうたった七尾旅人が ECDの「いっそ東京を、戦場に」を翻案し、それがダメージを伴いながら今日に呼び返されている。
友の足音が、聞こえる。」
(合意してないプロジェクトblog
「友の足音、回り続けるレコード」2010年6月3日)
その足音は、こちらからも、ちゃんと聞こえてるよ。これで僕らはまたひとつ、うたれづよくなったね。