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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼文明(批評)人類学:文化人類学解放講座


 「私たちの周囲にはかつてないほど情報があふれ、そこから逃れることはできない。デスクの上にも、ポケットの中にも、カフェのテーブルにもコンピュータがある今、情報はまるで空気に乗って私たちの周りを漂っているようだ。それなのに、自分がどんどんばかになっている気がしてならない。実際、平均すれば、われわれは上の世代より無知なのではないか。アップルストアに並ぶ長蛇の列や、歩きながら携帯電話をのぞきこむ人々。人類はゾンビになってしまった。「いや、非常に忙しいゾンビだ」という弁明が聞こえてきそうだ。メールを読み、ツイッターでつぶやきながら、他人のツイートに返信する。アプリをダウンロードし、写真をアップロードする。フェースブックを更新し、世界中が自分のことを気にしているような気になって、好きなものや嫌いなものを世界に向けて発信する。では、私たちがしていないことは? それは「考える」こと。情報を処理してはいるが、考えてはいない。2つは別物だ。要はデジタルツールを触りながら、ダラダラしているだけ。リンクをクリックしては、自己顕示欲の強い愚か者や評論家、広報やマーケティングの担当者らが垂れ流す無意味なゴミの激流をかき分けている。」(ダニエル・ライオンズ「iPadであなたはもっと馬鹿になる/デジタル機器やウェブに振り回されて人間は「忙しいソンビ」になった」)

 今回の「文化人類学解放講座」は、文化人類学の原点である「文明批評」について、前篇と後篇の2回に分けてお話します。かつては文化人類学の専売特許であった「文化」の研究を、今ではすっかり「カルチュラル・スタディーズ」にとられてしまった感のある文化人類学ですが、文化人類学にあってカルチュラル・スタディーズにないもののひとつに「文明」というものに対する徹底した批判の精神があります。明日の講義では、下記のドキュメント映像や古今東西の文明批評論をとおして、Twitter や iPad までふくめた「テクノ・セントリズム」や「情報中心主義」の文明について考え、「文明」に対するさまざまな悪態のつきかたを学びます。

▼イルコモンズ選「文明ドキュメンタリー&文明批評映画集」
 (★=今回の講義で上映する予定の作品)

 ・グァルティエロ・ヤコペッティ「世界残酷物語」★
 ・ゴドフリー・レジオ「コヤニスカッツイ」★
 ・アルタヴァスト・ペレシャン「われらの世紀」(短縮版18分)★
 ・チャールズ・チャップリン「モダンタイムス」(抜粋10分)★
 ・ヒラリー・ハリス「オルガニスム」★
 ・グレッグ・カーソン 「生活の本質」 ★
 ・イルコモンズ「人類の進歩とヤキイモとタコヤキ」★
 ・ウィリアム・バロウズ「感謝祭1986年11月28日」
 ・ウィリアム・バシンスキー「ディスインテグレーション・ループ」(抜粋5分)
 ・ジャン=リュック・ゴダール「新世界」
 ・ジャン=リュック・ゴダール「アワーミュージック:地獄篇」
 ・ギー・ドゥボール「スペクタクルの社会」
 ・アドバスターズ「人生の意味」

[教材] 「世界三大文明批評ほか」
▼文明(批評)人類学:文化人類学解放講座_d0017381_2165418.jpg
by illcommonz | 2010-06-09 02:23
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