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「トロントのG20抗議デモ、逮捕者は600人超に」
「20カ国・地域(G20)首脳会議が開催されたカナダのトロントで27日、サミット開催に反対する抗議デモが前日に引き続き行われた。同日夕方までの逮捕者は605人に上り、最終的な逮捕者はさらに増加するとみられる。デモは首脳会議場からほど近いトロント中心部の交差点で、激しい雷雨が続く中、夕方から約5時間以上にわたって続いた。複数のメディアによる報道では、この日に身柄を拘束された人の数は最大で200人に上っている。また、警察はデモ隊への催涙ガス使用も認めた。今回の抗議デモでは参加者の一部が暴徒化し、銀行や商店の窓ガラスを割ったほか、警察車両に放火するなど事態が悪化していた。(ロイター通信2010年6月28日)





「歴史は、この年のサミットで原油流出事件が無視された事実を記し、指導者たちの不作為を責めるだろう。これだけ環境問題に世界の関心が高まり、温暖化対策に熱中しているときに、なぜ、世界のマスコミは原油流出事件に甘く、それをサミットで正面から議論せぬ錯誤を見逃すのだろう。」(「サミットと選挙情勢-原油流出とユーロ危機はなぜ議題に上らない」「世に倦む日日」2010年6月29日)