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「与党過半数割れ=民主後退40台も、菅首相続投-自民復調、みんな躍進・参院選」
「民主党政権発足後、初の全国規模の国政選挙となった第22回参院選は11日投票が行われ、即日開票された。民主党は1人区で劣勢で、改選54議席の確保は困難な情勢。国民新党も苦戦しており、与党は56議席に達せず、非改選と合わせて過半数の122議席を割り込むのは確実だ。自民党は復調し、獲得議席で民主党と拮抗(きっこう)している。初めて候補者を擁立したみんなの党は、10議席前後に躍進する勢い。公明党は改選11議席の維持は困難で、共産、社民両党は伸び悩んでいる。」(「時事通信」2010年7月11日))
「一方の自民党。民主を上回り「改選第1党に」との情勢調査も出るなか、勝ち誇ったような余裕のやりとりを見せた関係者もいた。自民党の比例代表で「当選確実」が出た片山さつき氏は21時ごろ、テレビのインタビューを受け「ふりこが左に寄りすぎていたので、バランスを取り戻そうという国民の常識的な判断が働いたのではないか」と、笑みを押し殺すように語った。群馬選挙区で当確が出た中曽根弘文氏は、満面の笑みでバンザイを披露。その後には、山本一太・参院議員らがうれしそうな表情で画面に映っていた。(
「JCASTニュース」2010年7月11日)
ネオコン党が復調し、ネオリベ党は躍進、チルドレンどもも息をふきかえし、あの男は笑いがとまらないだろう。まったく気分がわるい。せめて「たちあがれ」が全滅することを願うばかりのの惨陰選。沖縄の投票率の低さは、基地問題を争点からはずした国政への不信任の表明なのだと思う。
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[追記]
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「民主大敗、改選第1党は自民、
みんな、批判票の受け皿に、キャスチングボート(※原文ママ)も」
「みんなの党が早期の消費増税の必要性を訴えた民主、自民両党への批判票の受け皿となり、大きく躍進した。同じく「第三極」づくりを狙った新党であるたちあがれ日本と新党改革は厳しい戦いを強いられた。」(「日経新聞」2010年7月12日)
どうでもいいが、「キャスチングボート」ではなく、「キャスティング・ヴォート」だと思う。「キャスチングボート」じゃ「投棄船」だ。それとも、景気回復のために福祉や社会保障を平気で投げ棄てるネオリベラルな船が「みんなの党」だということか?それならあってる。