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「「止まれ!止まれ」衝撃の状況克明 「故意」明らか」
「「止まれ、止まれ!」「接触した、衝突してきた!」。インターネット上で公開された沖縄・尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件とみられるビデオ映像には、海上保安庁の巡視船に2度にわたって衝突する漁船の様子が克明に記録されていた。映像を見た専門家は「明らかに故意にぶつかってきている」と分析。「漁船に非はない」との中国側の主張を真っ向から否定した。衝突シーンは、中国漁船と(以下省略)」(産経新聞 2010年11月5日)
「そういえば、最近中国でやたらと反日デモが起こりまくってる。当然、例の尖閣問題なんだろうが、困ったもんだね本当に、あれも。あの島がどっちの国のもんだとか、どっちの船がぶつかってきたとか、正直まるで興味ない。中国の報道では「無法な日本が勝手に乗り込んできて、漁船に体当たりしてきた」とか言ってるんだから、そりゃニュース聞いた人は怒るのは当たり前だ。逆に、日本では「中国の無法な船が乗り込んできて、ぶつかってきた」って言ってんだから、そりゃみんな怒るよ。これ、完全にメンツを保ちたい政府と、衝撃ニュースでみんなを注目させたいマスコミの生み出した騒動だね。ケッ、バカバカしい! 俺ら貧乏人には国もヘッタクレもねえよ。何も関係ねえじゃねえか!日本では、説教臭そうなオッサンが飲み屋で「ったく、中国のやつらはよぉ…。うぃ~」とか言ってる感じだが、中国ではテンションが高いもんだから大混乱もいいところで、ガラスが割れたり、トヨタ車がひっくり返ったり、牛丼が燃えたりと、大騒動! まあまあまあまあ、怒らない怒らない! 金持ち連中の自作自演ケンカみたいなものに巻き込まれるだけ損だよ。う~ん、これはやはり、お互いの貧乏人連中の交流が少なすぎるから、すぐこういう事になるんだな。よし、こうなったらやはり高円寺の北中通り商店街に飲み屋を増やすしかないぞ!! 」松本哉「おまけ」(「松本哉ののびのび大作戦 第34回新飲み屋作戦」より)
まったく同感で、こういう話を「第34回新飲み屋作戦」の「おまけ」として語ってしまう松本哉のセンスに共感する。そもそも、これだけ「エコロジーだ」「グローバルだ」といわれてる時代に、いまなおこの惑星の住民たちは「わが国固有の領土」という考え方をすてることのできないらしい。いつになったら人類は「わたしたち人類共有の領土」という考えを持つことができるようになるのだろう、というのが人類学者の人類学的な疑問。