はじめに、ふた、ありき
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「イルコモン?」の書きそこねた名札 (2010年9月1日 横浜にて) よほど日ごろのおこないがよくないのか、あるいは、そういう星のもとに生まれついたのか、用意万端ととのえ、万全の準備をして何かにのぞむと、いつも決まって何か思わぬハプニングが起こり、やろうとしたことができない、やりたかったことができたためしがない。それはアフリカでも日本でもニューヨークでもそうだった。「なりそこね」と「やりそこね」の多い人生である。たとえば、ここ10年間の日本でのことでいえば、2001年の「横浜トリエンナーレ」がそうだった。展示のために集めた約2トンの資材を会場に持ち込み、3ヶ月かけて「ワーク・イン・プログレス」の現場制作をするはずだったのが、開幕して10日目に9・11の事件が起きたため、急遽、その予定と展示タイトルを変更して、9・11に対するリアクションの展示にきりかえざるを得なくなった。この計画は10年経った今もなお「未完のプロジェクト」のままであり、2トンの資材が家を埋めつくす結果になった。その次は2008年の「洞爺湖サミット」。これも2006年ごろからインフォツアー(イルコモンズ・アカデミー)をはじめ、ポスターをつくり、プロモーションヴィデオをつくり、テキストを書き、ドラムを集め、ワークショップをやって、用意万端ととのえ、本番の洞爺湖でのキャンプとデモには、ドラムブロックとクラウンアーミー、そして、メディア・アクティヴィストとして参加する予定だったのが、札幌のデモで身柄を拘束されたせいで、計画はすべてパーになった。そして、これから数時間後にせまったAPEC。一年がかりの「不作為のカウンターアクション」はなんとかやりきれたものの、外務省が出した「拡声器禁止令」のせいで、デモ用に制作した「音響装置」は出番がなくなってしまった。ほかにもあげればきりがない。展示にしても、出版にしても、就職にしても、不認可と不採択と不採用の多い人生である。人生とはだいたいそんなものだとも思うが、人生も折り返し地点を過ぎ、後半戦にはいって久しいので、そろそろそういうやりそこねたことを挽回したいと思いはじめるようになった。そうしないと死んだ後、化けてでてきそうな気がする。まずそのてはじめとして、明日のAPECに対する抗議行動には、洞爺湖サミットで果たせなかったメディア・アクティヴィストとして参加しようと思う。ビル・オライリーのことばを借りれば「くそっ、こうなったらライヴでやるぞ!(DO IT LIVE, FUCK IT!)」ということで、明日は「NO!APEC TV」の48時間ライヴ放送に出演し、デモ直前の番組と、深夜の3時間番組でAPECに対する異議申し立てのメディア・アクションを行いたいと思っているが、さて、今回はやりそこねずにすむだろうか。 そうそう、このビル・オライリーの放送禁止発言ではじまるビデオで思い出したが、近年、オリンピックやG20サミットなどに反対するデモで、覆面警察がブラックブロックにまぎれこんで、自作自演の暴動を扇動するという由々しき事案が横行している。それについては下のエントリーに書いたので、ここではくりかえさないが、 ▼トロントの「暴動」は私服警察が仕組んだ芝居だった http://illcomm.exblog.jp/11461292/ いま「過去最大規模の過剰警備体制」が敷かれている横浜で、そうしたことが起きないとも限らない。もっとも日本のデモでは「ブラックブロック戦術」(※警視庁が作成した「警備の回顧と展望」をよむと、あたかも「ブラックブロック」というグループが存在するかのような書き方がされているが、「ブラックブロック」はいわば抗議行動のフォーメーションやシフトのことなので、「ブラックブロック」という集団は存在しない)がとられたことはないし、明日のデモでも「ブラックブロック戦術」はとられないので、「にせブラックブロック」が登場する可能性はまずないが、ことによると公安警察(もしくは警察鼓笛隊員)扮する「にせドラムブロック」がデモにまぎれこんでドラムの演奏を煽り、外務省が出した「会議事堂等周辺地域及び外国公館等周辺地域の静穏の保持に関する法律」にふれるような演奏をするかもしれない。もし明日のデモで、一糸乱れぬ正確なバチさばきで、背筋がぴしっと伸びたドラマーがいたら、要注意である。それは「にせドラムブロック」かもしれない....と、まぁそんな感じで、明日のデモ直前の「NO!APEC TV」の放送をしたいと思ってます。 ▼「APECいらないデモ直前番組~近年のデモンストレーション」 [日時] 2010年11月13日(土) 11:30-13:30 [内容] 国内外の「デモ事例」を紹介し、近年のデモを解説(予定) [MC] 武田淳一 [ゲスト] イルコモンズ 「国内外の「デモ事例」を紹介し、近年のデモを全面的に肯定する立場で解説する。また11月5日に外務省が告示した「静穏の保持に関する法律」と過剰警備の中で行われるデモに関する「注意事項」等をイルコモンズが呼びかける」(※状況により番組内容を大幅に変更する場合があります) ▼「グローバル化するデモス(=民衆)~これがデモクラシーだ!」 [日時] 2010年11月14日(日) [時間] 24:00-25:30/25:30-27:00 (二部構成) [内容] 「シアトルの反乱」以後の世界のデモシーンを中心に、「海外(グローバル)編」、「国内(ローカル)編」に分けて紹介する真夜中のトーク番組 [MC] 武田淳一 [ゲスト] イルコモンズ、鶴見済(フリーライター)、園良太(アクティヴィスト)、その他(※状況により番組内容を大幅に変更する場合があります)
by illcommonz
| 2010-11-13 02:57
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