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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼キープ・オン、キープ・レフト、右側に気をつけろ、
▼キープ・オン、キープ・レフト、右側に気をつけろ、_d0017381_1034283.jpg「右側に気をつけろ」
(ジャン=リュック・ゴダール)
▼「キープレフト」(出典: フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia」)
「キープレフトとは、左側通行の国において原則として一番左側の車線を通行すべきことを表す言葉である。通常は道路の中央付近を空けておくことで対向車との接触を防ぎ、また、追越しや右折等がスムーズに行われることで円滑な交通の実現を意図している。」

 「デモの空間のひろさはその国のデモクラシーの度合いに比例する」といわれる。日本では公安条例があるため、デモの列はヨコにひろがることができない。しかしタテとウエにむかってひろがることは可能である。「キープ・オン、キープ・レフト」とは、道路の中央付近を空けておくことで過剰警備を行う警官との接触を防ぎ、ドラムの演奏やパペットなどの提示をスムーズに行うことで、1ミリでも長く、1秒でも長い、デモクラシー空間の実現を意図している。今日の「新宿ど真ん中デモ」への参加は、新宿の「ど真ん中」を合法的にこじあけ、「キープ・オン、キープ・レフト」によるデモクラシー空間の解放と拡張を試みることをその目的のひとつとしている。この国の議会政治のおそまつさにあきれ、ただそれに呆れたり、嘆いてみせるだけではなにも変わらない。そもそも民主党や自民党の議員たちがやってるのは、「権力あらそい」や「派閥あらそい」でしかなく、それは本来の政治ではない。それをみて、政治そのものをあきらめる必要はないし、また、あきらめてしまえば、国民を政治から遠ざけようとする「政治劇」の思うつぼである。どの時代のどの国家でも、治政者たちがもっともおそれるのは、国民が政治に関心をもつことである。日本では、だめな政党のぼんくらな議員たちにあきれた政治をさせることで、国民の政治に対する関心をそいできた。これまでもずっとそうだったし、ここにきて、そのまつりごとが、ますますひどくなっている。「もっと国民に政治に関心をもってもらいたい」という政治家もいるが、それは「選挙」と「政権維持」のためであって、それ以外のことで、国民が政治に関心を持つことを本当に望んでいる議員などいないだろう。本当に国民が政治の「主体」になってしまえば、その「代表=代議員」としての自分の存在意義があやうくなるからだ。その点で、議会制民主主義は矛盾したデモクラシーである。こういうとき、こういうときこそ、「メディアをうらむな、自分がメディアになれ」と同じで、「政治をうらむな、自分が政治になれ」である。かんたんなことだ、政治家になるのではなく、「街頭の政治」になればよいのだ。デモはそのためにある。「わたしたちはどこにでもいるし、わたしたちはだまってない、かわりの政府はいくらでもある」。デモがデモンストレーションしているのは、それである。デモは、「効率主義」や「成果主義」にまみれた者たちの目にはたいして成果のあがらない、非効率的なものにみえるだろうが、いまのこの世界を、いくらかましなものにしてきたのは、デモである。それはビジネスや市場が望むようなスピードやテンポではすすまない。マスコミが「だめなスペクタクル」としてみせる議会政治はほんとうのデモクラシーではなく、ほんとうのデモクラシーは「帝国よりも大きくゆるやか」で、そのデモは「河よりも長くゆるやかに」すすむ。そして、それはたいてい、やかましい。しかし非常ベルや警報装置と同じで、そのやかましさが大切なのである。

▼キープ・オン、キープ・レフト、右側に気をつけろ、_d0017381_10135099.jpg
「沖縄への基地押しつけはおしまい!新宿ど真ん中デモ」
[日時] 2010年12月5日(日)13:00トーク 14:00デモ出発
[場所] 東京・新宿 新宿駅東口アルタ前広場
[主催] 沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会

「無人島の近くで船がぶつかった。それだけで日本中が大騒ぎ。「領土を守れ」と叫びながら軍隊を増強して国境に配置する。歴史上なんども繰り返された戦争への道だ。危機をあおり緊張を高めているのは、日本のほうじゃないか!そもそも基地を押しつけられる沖縄住民の生活はどうなる?米軍基地周辺で一日じゅう鳴り響く銃声や戦闘機の爆音。「防衛」ではなく侵略のための殺人訓練。県外移設の約束を裏切り、県知事選挙後の「辺野古」移設具体化をねらっている日本政府。圧力をかけ続けるアメリカ政府。こうしたすべてにたいする沖縄住民の怒りは少しも変わっていない。沖縄差別としての米軍基地押し付けも、日本の侵略主義のなごりである「尖閣」問題も、すべて「本土」にくらす私たちが変えていくべきことだ。11月23日に発生した朝鮮と韓国の砲撃事件でも、「挑発した」とか「された」とか、武器を持ってにらみ合っていれば偶発的に戦闘が起きるのはあたりまえ。そして、また事件海域で米軍の原子力空母がしゃしゃり出て演習を行うという。「世界警察」もたいがいにせーよ。沖縄の基地をこの事件で正当化するなよ。武力があるから戦争になるんだ。いまの日本の戦争ムードは絶対おかしい! むずかしく考える必要はない、まずはそれを訴えよう。友達を誘い、道具を持ち寄り、音楽を鳴らして、新宿を埋めつくそう。脅威論に踊らされるな、平和を作りだそう。「新宿ど真ん中デモ」へ!」
by illcommonz | 2010-12-05 11:05
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