はじめに、ふた、ありき
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「国立駅から谷保駅までクラウンアーミーやミュージシャンやその他の人たちが音楽を演奏しながらパレードし、そのまま「かけこみ亭」になだれこんでライブセッションのあとクリスムアス・パーティをします。」 ▼アナキストクリスムアスパレード Anarchist Christmas Parade with Clown army! [日時] 2010年12月25日(土)19:00- [場所] 東京・JR中央線国立駅南口付近 ▼アナキストクリスムアスパーティ Anarchist Christmas Party with Clown army! [日時] 2010年12月25日(土)20:30- [場所] 東京・国立「かけこみ亭」 [出演] ブロークン・サーカス・モンキーバンド/ウラン・ア・ゲル 「クリスマスはもともとは、死霊の来訪を肯げる冬の祭りであった。第二次世界大戦のあと、アメリカ文化の影響力の拡大とともに、ヨーロツパの都市のクリスマスは、年をおってはでやかになっていた。死霊を巻き込んだ贈与の祭りはそっくりそのまま、はでやかなコマーシャリズムに吸収され、変身をとげようとしていたのである。なかでも、クリスマスの祭り方にあらわれた変化は顕著だった。パリのデパートを中心にして、アメリカ式のはでなイルミネーションが、クリスマスをひかえた冬の街角を華やかに演出して、ショーウィンドウには心をそそるプレゼントが山と積まれた。フレーザーは『金枝篇』の中で、ヨーロッパで広くおこなわれているクリスマスというキリスト教の祭りが、もともとは、冬至の期間をはさんでおこなわれていた「異教の祭り」を原型とするものであったことを、膨大な文献の裏付けをもって、あきらかにした。太陽の力がもっとも弱くなり、万霊がこの世をみたすと言われる冬のこの季節、ヨーロッパの村々には長期間にわたって、死者の霊をあらわす、さまざまな存在が出現した。大きな仮面をかぶっている者たちもいれば、ガラガラ、ヒュンヒュンいう恐ろしい騒音を立てる楽器を手にした若者たちもいれば、隊列を組んで家々を訪ね歩いて、食べ物やお菓子やお金を要求していく子供たちの一群もあった。農村の家族は、この期間の夜は、じっと家の中におとなしく暮らして、仮面や騒音楽器を手にした、若者や子供の一隊がやってきたら、彼らを丁重に迎えて、彼らの望みどおりの贈り物をあたえてやらなければならなかった。そうしなければ、穀物や家畜が、来年になって豊かな収穫や増産をあたえてくれないだろうし、新婚の家庭には子供がさずけられないかもしれないし、家族に不幸がおこってしまうかもしれない、という恐れがあったからである。太陽がかげった冬の村々を、死者の霊の群行がおおいつくした。生者はそうやって訪れてくる死霊たちを、心よく迎えて、手厚い贈り物をあたえて、彼らに気持ちよく去ってもらおうと、さまざまな手のこんだお祭りをおこなったのである。「アメリカ」が、その資本主義をとおして、これらの「贈与の主題」のすべてを、新しいスポットライトの下に送り込んだのである。商業主義の浸透は、クリスマスを大規模な商品の消費の季節につくりかえた。」(中沢新一) リクレイム・ザ・ノイズ、リクレイム・ザ・マスク、リクレイム・ザ・フールズ、リクレイム・ザ・テリブル・ユース、リクレイム・ザ・ゴースツ、リクレイム・ザ・フリーギフト、そして、リクレイム・ザ・社会への迷惑。資本主義や商業主義によって消されてしまったもの、おさえつけられてしまったものたちをよびもどし、迷惑なものやめんどくさいもの、こまったものや厄介なものに対して、本来、民衆がもっていた寛容性や耐性をとりもどす、そんな異教徒的なパレードになればいいと思います。願わくば、このおかしなパレードが、恵まれぬものたちと共に分かちあわれんことを。 ▼クレプスキュール「クリスマスの亡霊たちが通り過ぎてゆく」
by illcommonz
| 2010-12-24 13:13
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