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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼サインズ・オブ・チェンジ・アーカイヴ・ブック
▼サインズ・オブ・チェンジ・アーカイヴ・ブック_d0017381_3213729.jpg
 「あなたがもし社会変革に関心があるなら、この本はきっと、あなたがいままで読んだ本のなかで、最も重要な「芸術史」の本となるだろう。」(イエス・メン)

 「Signs of Changeには、息をのみ、胸を締め付けられた。どれだけたくさんの努力が私たちの前に横たわっているのかを教えてくれる。強力なインスピレーション。」(スウーン)

 「Signs of Changeは、政治とアートの理想的な交差地点を見せてくれる、ハッとするような美しいコレクションだ。これは、遠い時間と場所へのノスタルジックな回想ではなく、私たちのいくつも闘争と、その連結と継続を祝福するものだ。」(アーロン・コメットバス)

 「なんという本だろう! Signs of Changeは、ポスターのスクリーンを作る者や、ステンシルのスプレーを吹き付ける者、木版を切り抜く者、また社会変革を求める本物の空想家たちによる グローバルな共同体を、ひとつに集結させている。」(ディー・ディー・ハレック)

▼サインズ・オブ・チェンジ・アーカイヴ・ブック_d0017381_3311148.jpg
▼D・グリーンウォルド&J・マクフィー編「サインズ・オブ・チェンジ」
 「ポスター、フライヤー、写真、ビデオなど、60年代から現在までの社会運動から生まれたヴィジュアル作品が、およそ25ヶ国から350点以上集められ、ニューヨークのEXIT ARTで展示された。その「Signs of Change」展の貴重なアーカイヴが、フルカラー、178ページの一冊の本になって登場!」

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▼サインズ・オブ・チェンジ・アーカイヴ・ブック_d0017381_327622.jpg
 2008年、リーマンショックの直後にニューヨークで開催された「Signs of Change」展のアーカイヴ・ブックが出版されました。日本からは僕やIRAの成田くんがつくったポスターが掲載されてます。

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 「「新しいたたかいの文化」は、アートと政治の密接な関わりにおいて見てとることができる。「伝統的なたたかいの文化」の闘士たちの活動においては、芸術が採用される場面はごく限られていた。よくてせいぜい「アクセサリー」あつかいだった。しかし、新しい世界をいま・ここでつくることがアクティヴィストたちの主要な課題となってからは、新しい反資本主義とアーティストの仕事はかつてないほど近づいてきている。いまやアーティストとアクティヴィストは互いに創造性を分かち合っているのだ。」(エセキエル・アダモフスキー)

 アダモフスキーが云うように、近年、海外ではアート・アクティヴィズムがルネサンス的に息をふきかえし、アクティヴィスト・アーティストたちによるカルチャー・ジャミング的な表現=活動が活発化しています(たとえばBANKSYやZEVSなど)。いまだに村上隆のような作家ばかりフォローし続けている日本の美術誌からは、そうした時代の変化がよみとれませんが、同時代の表現はゆっくりと、しかし確実に、社会と政治の方にトランスフォームしています。二年前の「Signs of Change」展は、「トランスフォーメーション」展のそれとは別の地平で、現在の世界における「変化の兆し」を的確にとらえたものだったと思います(「トランスフォーメーション」展が焦点をあてたのは、身体や精神の「変容」とその美学あるいはモードであって、そこには「社会変革」や「アクティヴィズム」へ/のまなざしは希薄だった)。一方、今年の「横浜トリエンナーレ」のテーマは「世界をどこまで知ることが出来るか」に決まったようなので、そこではぜひ、「もうひとつの世界をどこまで知ることが出来るか」というオルタナティヴなテーマで、「Signs of Change」の続篇のような展示がみられることを期待します。

▼サインズ・オブ・チェンジ・アーカイヴ・ブック_d0017381_328124.jpg
[追記]
国内では新宿のIRAで販売してます。
http://irregularrhythmasylum.blogspot.com/
by illcommonz | 2011-01-17 03:48
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