▼イルコモンズ編「日本症候群」(0分56秒 2011年)
「たとえば、日本は13年連続3万人の自殺者がいます。その前までは、日本は先進国の中でも自殺率が低い国として有名でした。「バカなことをすると一気に転げ落ちてしまうんだ」という真剣さに欠けている人たちが、今の日本を牛耳っているんです。先日、朝日新聞社から団塊の世代の方がインタビューに来た時に、彼らの世代の口癖を指摘しました。「このままでは日本が危ない」という話をすると必ず「そんなことでは日本は壊れない」という口癖です。しかし、日本はもうすでに壊れているんです。政界はもちろん、私も含めた官僚、財界そして知識人は「毎年3万人の自殺者の霊がとりついている」と思うぐらいの責任感をもって、もっと真剣に、国の行く末を考えないといけません。」(中野剛志「TPPはトロイの木馬」より)