![▼[エジプト革命] 政府が無くてもいい状態_d0017381_119244.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201101/31/81/d0017381_119244.jpg)
▼「エジプト“無政府状態”に 博物館のミイラも破壊」
「エジプトでは反政府デモが全土に広がっています。カイロ市内は無法地帯になっています」
(朝日新聞 2011年1月30日)
まさにそのとおり。いま、エジプトの市民たちは、これまでの過去の革命のように宗教的指導者がいなくても政治的リーダーがいなくても、自分たちで自発的に交通整理をし、自警団を組織し、広場を掃除し、リーフレットを印刷し、そして時間になると、整然と礼拝をおこなう、「政府が無くてもいい状態」をつくってみせています。いいかえれば、「ムバラクのいない革命後の世界」を、いま・ここで先に体現してみせる「予示的政治」を展開しているのです。それを「無政府状態」とか「無法地帯」という時代錯誤なことばでしか報道できない日本のメディアには、この新しいスタイルの革命がまったく理解できてないようです。
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「ショッピングセンターなどで略奪された商品をとりもどした後、再び盗まれないよう守る市民」
(2011年1月30日 AP通信)
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「粗大ゴミをかたづけるカイロの若者たち」