![]() はじめに、ふた、ありき
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![]() ▼「エジプト「百万人の行進」始まる」 「タハリール広場は1日早朝の時点ですでに数千人規模のデモ参加者であふれかえっていた。デモ参加者たちは1日、「百万人の行進」を首都とアレクサンドリアで行い、ムバラク政権の退陣を求める。デモ参加者の多くは、タハリール広場で前日の夜を過ごした。戦車や軍部隊が広場を包囲するなか、広場に設営された数十のテントや草むらで多くの人びとが仮眠をとった。デモ参加者に発砲しないとの姿勢を表明した軍は、広場に入ろうとする人びとの身分証確認と身体検査を行っている。また、広場入口では、デモ隊側も独自の身分証確認をして、私服警官が広場に入り込むのを阻止しようとしていた。ジャケットにネクタイ、ジーンズという姿で広場にいた弁護士のオサマ・アラムさん(43)は「わたしは死ぬまでここにいる。もしここでわたしが死んだとしても、家族全員がわたしのことを誇りに思うだろう。エジプト国民が求めているのはこれ(抗議行動)なんだ」と語った。「ムバラク大統領の棺」の作り物を抱えたデモ参加者がわきを通り抜ける中、別の年配の男性は、「この革命はどの政党にも、イスラムグループにも、あらゆる勢力にも属さない。エジプトの貧しき人びとの革命だ。ムバラクとその仲間は金を盗み職を盗んだ。貧しき人びとには職も家もない。そして警官に殴られる。犬のように扱われる。ムバラクは独裁者だ」と語った。」(AFP通信 2011年2月1日) ![]() こないだ聞いたアルジャジーラのニュース解説によると、人類の革命の歴史をふりかえると、その国の総人口のおよそ1%から5%くらいの人たちが具体的なアクションをおこなって、そのほかの多くの人たちは、寄付や食料の提供などというかたちで革命に参加してきたという。いま、カイロでデモ行進しているのが、数十万(※いま250万人を超えた(?!)との報道あり)人でも、その背後にはそれを見守っている、その何倍ものエジプトの人たちがいる、という想像力が必要だと思う。さらにはネットを通じてエジプトのことを見守っている、その何千、何万倍の世界の人たちがいて、その数は上の写真のプラカードに掲げられた1,000万人を軽く超えてしまうかもしれない。世界が見守ることで独裁政権の武力行使を抑止することができる。見守ることで革命に参加できる。参加すれば、自分のなかで革命が起きる。昨日までとは世界がちがってみえはじめてくる。それが革命。 ![]() 「エジプト軍からカイロのデモ参加者へのおねがい。 「世界が見てるので、どうか平和的にやってください」 (BBCキム・ガッタス記者のツイート) ![]() 「革命は、ひとが楽に生きるために行うものです。 悲壮な顔の革命家を、私は信用いたしません。 気の持ち方を、軽くくるりと変えるのが真の革命で、 それさえ出来たら、何のむずかしい問題もない筈です」 (太宰治) ![]() 「今日、イスラム教徒のデモ参加者の人たちが礼拝をしてるあいだ、 キリスト教徒の人たちが「人間の鎖」をつくって守ってくれました。 連帯と団結力、そして共生」(Sana Saleem 2011年1月29日) 革命というのは、テレビが見せたがるような「騒乱」や「混迷」ではなく、それまでの自分の常識や思い込みがくるりとひっくりかえること。今夜、これから世界中で、100万人のこころのなかで、くるりと革命が起きる。政府やマスコミがおそれているのはそれだが、あいにくもう手遅れ、革命のパレードはすでに動きだし、世界はそれをみている。「革命ってすごい、わたしも革命したい、体制を変えたい」。そう思った若者やこどもたちが世界を変えてゆく。 ![]() ▼「民衆は体制打倒をもとめている」 (graffiti from the uprising in Cairoより) 「世界の皆さん、エジプトで起こっている本当の事を伝えます。人々を動かしているのはどこかの野党やイスラーム主義者ではありません。社会全体が、なかでも特に私たち若者が動いているのです。私たちを支援し、自由はパンよりも重要であると世界に伝えてください。私たちを支援し、30年続いている政府を追放するのを手伝ってください。もしもあなたの孫たちが、いまと同じ支配者を目撃するとしたら、あなたがどのように感じるかをぜひ想像してください! これは、あなたが本当は何者であるかを試される瞬間です。あなた自身の真実の瞬間です。あなたの良心はまだ生きていますか。あるいは、あなたは人間性よりも利害関係を重んじますか? あなた自身の尊厳を証明し、私たちが人間性の回復を要求することを手伝ってくれるでしょうか。それとも、戦車が我々を轢(ひ)くのを、脇に立ってただ見ているだけでしょうか? それはあなたが決めることですが、覚えておいてください。それはあなたが一生抱えていくことになる何かであり、いつかあなたはこの件で子供たちと正面から向き合わなければならないかもしれません。」(エジプトの一青年「世界への手紙」より抜粋) ▼「SHABAB A6ユース・ムーヴメント」(「四月六日運動」) "Our generation has the right to try. Either we succeed. Or offer an experience to benefit other generations. We are a group of Egyptian youth brought together for the love of Egypt and the desire for reform..."(Youth April 6, Youth who love Egypt) ...................................................... エジプト国外からの革命への参加はこちらからどうぞ。 ![]() ▼アルジャジーラ英語放送(AE)のLIVEストリーム http://english.aljazeera.net/watch_now/ ................................................................ 【参考】「エジプト革命」関連記事(2011年1月26日~現在) ▼いま世界はこんなふうにエジプトの革命を見守っている http://illcomm.exblog.jp/12794671/ ▼にっぽんの民放テレビ http://illcomm.exblog.jp/12794612/ ▼チョムスキー講演 http://illcomm.exblog.jp/12794341/ ▼無政府状態 http://illcomm.exblog.jp/12792756/ ▼カイロのストリートグラフィティ http://illcomm.exblog.jp/12789060/ ▼「これは、あなたが本当は何者であるかを試される瞬間です」 http://illcomm.exblog.jp/12789024/ ▼にっぽんの国営放送 http://illcomm.exblog.jp/12788991/ ▼じゅじゅからむばらくへ http://illcomm.exblog.jp/12788829/ ▼政府が無くてもいい状態 http://illcomm.exblog.jp/12788574/ ▼「革命はテレビ中継されない」 http://illcomm.exblog.jp/12788772/ ▼「メディアをうらむな、メディアになれ」 http://illcomm.exblog.jp/12788075/ ▼ミイラのことは、ファラオにまかせよう http://illcomm.exblog.jp/12787415/ ▼カイロのsmoochyな「暴徒」と「騒乱」 http://illcomm.exblog.jp/12780860/ ▼「怒りの金曜」のアクション・プラン http://illcomm.exblog.jp/12777985/ ▼アルジャジーラLIVE中継中 カイロの紫の炎 http://illcomm.exblog.jp/12777708/ ▼1分21秒 http://illcomm.exblog.jp/12760760/ (以上「イルコモンズのふた」より) ※すこしでも使える情報やフレーズがあれば、イルコモンズの許可なく、どんどん無断転載、無断コピペ、無断ツイートしてください。 ..................................................... 【関連情報】(※随時更新) ![]() エジプトの私服警官による略奪を確認 (ワシントンポスト紙 2011年2月1日) In Egypt, an opposition without a clear leader calls for massive protest; rights group confirms looting by undercover police. "Demonstrators say that they don't want instability, either, but that Mubarak has brought near-anarchy to Egypt over the past week by clinging so desperately to power. Human Rights Watch confirmed several cases of undercover police loyal to the Mubarak regime committing acts of violence and looting across Cairo and Alexandria in an attempt to stoke fear of instability as demonstrations grew stronger against the autocratic leader. Peter Bouckaert, the emergency director at Human Rights Watch, said hospitals confirmed that they received several wounded looters shot by the army carrying police identification cards. They also found several cases of looters and vandals in Cairo and Alexandria with police identification cards. He added that it was "unexplainable" that thousands of prisoners escaped from prisons over the weekend." (The Washington Post Tuesday, February 1, 2011) ............................................................................ 【YouTube】 ▼「大英博物館からエジプトのデモ参加者へ連帯のメッセージ」 2011年1月28日 大英博物館前 ▼「世界で広がっているエジプトへの連帯」 ミュンヘンで、ストックホルムで、ダブリンで、ワシントンで、ロンドンで、でシンシナティで、ベルリンで、ハーグで、そのほかの都市でも。 ............................................................................ 【Twitter】 ![]() ・「エジプトの蜂起にだしぬかれて、何が起きているかわからない「専門家」たちはまことしやかにイスラム原理主義について語っている。なにもわかってないんだ。」(CNNレポーターのツイート) ナンシー・アジュラム 「アナ・マスリ ・「たぶん16歳かそこらの少女たちのグループが、ナンシー・アジュラムの「アナ・マスリ」をうたいながら(タフリール広場のほうへ)歩いてるけど、ぜんぜん緊迫した様子じゃないね」(セイフ) ![]() ・「広場の中でビスケットが配られてる。まるでエジプト版のウッドストックみたいな感じだ!」ダン・ノーラン(アルジャジーラ) ・「生きててよかった! こんな日が来るのをずっと待ってた。いま、こうツイートしなくて、いつツイートする? レヴォリューション・ナウ!」(イルコモンズ) ............................................................................... 【インディペンデントメディア】 ![]() ▼米国のインディペンデント・メディア「デモクラシー・ナウ!」のストリーミング放送 http://www.democracynow.org/ ............................................................................... 【そのほか】 ![]() 「その時、歴史が動いた」というが、いまそこで歴史が動いている時、いまのNHKは動かない。 ![]() ▼質問・相談ならMSN相談箱「エジプトのムバラク政権は崩壊しますか?」 ............................................................................... 【そのほかのほか】 ▼英国BBCがカイロからのストリーム放送を配信開始(2011年2月1日) http://www.bbc.co.uk/news/world-middle-east-12307698 ▼米グーグルがエジプトのデモ支援、電話でツイッター投稿可能に 「インターネット検索サービス大手の米グーグルは31日、大規模な反政府デモが続いているエジプトで、インターネットに接続しなくても簡易ブログ「ツイッター」に投稿できるサービスを立ち上げたと発表した。同国ではデモ拡大を受けて、インターネットが使用できなくなっている。グーグルによると、ツイッターのエンジニアと共同で開発したこのサービスは、電話で残した音声メッセージが自動的にテキストに変換され、ツイッター上に投稿できるという。グーグルは自社のブログで「多くの人たちと同様に、われわれもエジプトで起こっているニュースにくぎ付けとなっており、現地の市民のためにどう支援できるか考えてきた」と、このサービスを始めた理由を説明した。ツイッターやフェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)は、デモ参加者にとって重要なツールとして利用されている。」(ロイター 2011年2月1日) ![]() ▼ALIVE IN EGYPT "Alive in Egypt was started to add further functionality to the Twitter, Google and SayNow Egypt collaboration." "I need to be a free man and better Life for my kids Please help us all the world" ▼エジプト、混乱収束は不透明 デモ隊に指導者不在 「エジプトで続く反政府デモで、スレイマン副大統領は三十一日、「すべての政治勢力」と協議し、混乱収束に向けた打開策を探る姿勢を示した。米国の意向も受けた軟化路線だが、この試みで、デモが収束する保証はない。デモに関与する野党、市民団体は多数あって必ずしもまとまっていないうえ、デモ隊に強い影響力がある指導者も存在しないからだ。デモ呼び掛けの中心となった「四月六日運動」は、インターネットを駆使する若い活動家の団体。ただ、全体を指揮する有力な代表の下に集結した団体ではなく、政党のような結束力はない。ムバラク政権が交渉相手の一つと想定しているのかは不明だが、政権側との交渉の席につくには似つかわしくないグループといえそうだ。既成の野党勢力は、今回のデモで主導的役割は果たしておらず、むしろ勢力拡大を狙ってデモに乗じた感が強い。イスラム原理主義勢力あり、宗教色を嫌う社会主義政党ありと、お互い相いれない水と油の関係にある。知名度のある国際原子力機関(IAEA)前事務局長のエルバラダイ氏を統一代表に推す動きもあるが、これもまとまっていない。そもそも街頭に繰り出した多くの人々は、政党の意向など関係なしに動いた無党派だ。政権側は、自由な選挙の実現につながる憲法改正などを議題に掲げたが、秋に任期満了を迎えるムバラク大統領が、次の選挙に出るのかといった肝心な点には触れていない。デモ隊が協議を見守るために街頭から引き揚げると予測するのは、現状では難しい。」(東京新聞 2011年2月1日) ............................................................................... 【 】 ▼「エジプト邦人保護チャーター機 1人3万4000円徴収」 「前原外務大臣は、騒乱が続くエジプトから日本人を出国させるため日本政府が用意したチャーター機の費用を、利用者から1人あたり3万4000円徴収すると発表しました。前原外務大臣:「チャーター機にかかった費用につきましては、乗られた方々から先ほど申し上げた金額(3万4000円)を徴収させて頂いて、最終的に国庫に返納する」政府は、カイロ空港で足止めされていた日本人463人を民間のチャーター機3機でイタリアのローマに出国させました。政府によると、チャーター機1機の費用は約700万円で、1人あたり3万4000円を徴収して国庫に返納します。通常料金よりは格安だということで、実際には旅行会社が徴収します。」(テレ朝ニュース 2011年2月2日)
by illcommonz
| 2011-02-01 15:39
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