[SAVE-LIBYA] Defeated Mercenary Protected By And From Protesters
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「リビアから届いた映像の中には、倒れたアフリカの傭兵に、怒った群衆が襲いかかろうとするのを、自らの体を投げ出してかばおうとしてる市民のグループの姿もあった。つい先程まで自分の命を狙っていた、その相手を守っていたのだ。(CNN)」 (
orangeflower08 2011年2月27日)
ことばにすると、「虐殺を憎んで、傭兵を憎まず」ということになるのだろうが、いままさに虐殺の危険に晒されている側の人たちに、そんな人道的なふるまいができるのだろうかと思うが、その不可能事と思えるようなことを、いま、リビアの市民はみせてくれている。
岡崎京子の「ヘルタースケルター」のなかに、こういうくだりがある。
「法なんて人間のこしらえたルールにすぎない。善も悪もはげしさを増すとき、
かるがるとそれをのりこえる。それはいつも十字路の上で起こるのだ。」
リビアから次々に届けられてくる一連の映像をみていると、カダフィが体現する人間の愚かしさと市民たちが体現しようとする人間の尊厳とが互いにせめぎあい、デッドヒートをくりひろげている人間のクロスロードをみているような気がしてくる。
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[参考] リビアの今の状況に、適用されるのかどうか分からないが、こういう国際法もある。
▼「戦時国際法」(出典: フリー百科事典『ウィキペディア』
「戦時国際法(せんじこくさいほう)は、戦争状態においてもあらゆる軍事組織が遵守するべき義務を明文化した国際法であり、狭義には交戦法規を指す。戦争法、戦時法とも言う。
・非戦闘員の保護
非戦闘員とは降伏者、捕獲者、負傷者、病者、難船者、衛生要員、宗教要員、文民であり、これを攻撃することは禁止されている。非戦闘員は保護対象であり、これを無視して危害を加えることは戦争犯罪である。降伏者及び捕獲者は、これを捕虜としてあらゆる暴力、脅迫、侮辱、好奇心から保護されて人道的に取り扱わなければならない。