―アルジャジーラとは?
「声なき人のための声、異なった意見を伝える独立報道機関です。アルジャジーラは多面的です。様々な国や文化や文明の心を報道に反映し、対話のかけ橋となる。それが我々の使命です。報道という職業をつくった人たちが定義した通りを貫いています。国民がメディアを信頼するように、我々も視聴者に対して忠実です。商業的にも政治的にも権力に関与せず、距離を置き、独立した声を伝えます。たとえ大変な困難と代償を伴っても、視聴者に愛されているのは大きな喜びです。
アルジャジーラは、アラブ世界の多様性の象徴で、あらゆる国籍や思想の人材が編集室に集まっています。でも 放送倫理はただ1つです。視聴者に尽くし、決して裏切らないこと。私たちは内側から報道します。中心よりも周縁を尊重しているのです。注目される人たちばかり追うことに興味はありません。有名人や大物政治家ではなく、普通の人たちのためのテレビ局です。アラブの大衆にとって、アルジャジーラは自分たちの声なのです。自分たちが所有者だと考えてくれています。視聴者が局の主人なのです。これはとても重要なことです。社長である私は、旅先や日常生活の中で、多くの人たち意見をいただきます。どこをどう改善しなさいとか。自分たちの局だと思われていて、嬉しいです。私たちの関心は人間であって権力ではないのです。」
「現在、アラブ世界は世代交代を迎え、とても微妙な転換期にあります。旧世代は退場を拒み、新世代はまだ登場をためらっています。」(ワダーフ・ハンファル)
「
声なき人々の声、異なる見方を伝え、対話の架け橋をめざす独立報道機関アルジャジーラ」(デモクラシー・ナウ!」2010年3月31日)
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[追記]
▼「カダフィ大佐の別荘、JNNカメラが潜入」
「エジプトとの国境から300キロ。リビア・アルベイダ郊外。丘の上の白い建物はカダフィ大佐の別荘です。JNNのカメラは別荘の単独取材に成功しました。敷地内に入ると、中は荒れていました。窓ガラスが割れています。この地域を反体制派が掌握(以下省略)」 (TBS 2011年2月28日)