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▼「今日が決戦」:反組合法への投票を前に数千人がウィスコンシン州議事堂を占拠」 「ウィスコンシン州州議会は2月22日、共和党のスコット・ウォーカー州知事が提案している公務員の賃金カットと団体交渉権の排除について討論を始める予定です。組合は、医療保険の12%と年金経費の半額を自分で払うことになる、ウォーカーの提案する賃金カットをすべて受け入れることには合意しましたが、団体交渉権を放棄することは拒否しています。「人々はこれが基本的な労働者の権利に対する根本的な攻撃であると理解しています」と、ウィスコンシン大学マディソン校の教員助手連盟の活動家で、法案に抗議するための一週間の州議事堂占拠を手助けしたピーター・リックマンは言います。「これがすべての労働者のためだからこそ、消防隊員や鉄鋼労働者、看護師、在宅介護労働者らの人々がわれわれと共に闘ってくれるのです。」(デモクラシーナウ!2011年2月22日) ▼「米ウィスコンシン州 反組合法案可決で10万人の州都抗議デモへ」 「共和党が多数を占めるウィスコンシン州議会下院がスコット・ウォーカー州知事の予算修正法案を可決しました。この法案では大半の公務員の団体交渉権が失われることになります。この法案は州都マディソンおよび州全土で前例のない11日間という抗議デモを引き起こしました。」(デモクラシーナウ!2011年2月25日) 民主主義の社会における議事堂は、議員たちのための場所ではない。議事堂の「家主」は、あくまで市民であり、議員たちは単なる「間借り人」にすぎない。市民全員が集まれる議事堂がないので、仕方なく、市民全員の代わりに議員たちに使わせてやっているだけである。したがって、これは違法な占拠でも何でもなく、人びとがそうコールするように、「見よ、これが民主主義、これこそが民主主義」なのである。そして今回のウィスコンシン州のように議員が勝手なマネをした時には、家主である市民は議事堂にどなりこんでいって、「議員の代わりならいくらでもいる、勝手なことをするなら、出て行け」と大騒ぎして、思い違いをしている議員に、議事堂の家主が誰であるかをとっくり思い知らせ、ほんとうの民主主義をしっかり思い出させてやるのが、民主主義の社会における主人たる市民のつとめである。民主主義社会の市民は、こんなふうに「うるさい家主」でなければならない。そしてその必要があるときは、「やかましい亡霊」のような存在として議事堂に回帰し、「民主主義のポルターガイスト現象」をひきおこして、議員たちをとことん怖がらせてやらなければならない。そういう意味でいえば、日本の国会議事堂のように、間借り人に過ぎない政治家たちの銅像を議事堂に置くなどもってのほかで、思い違いもはなはだしい。あんなものは残らず議事堂の外に放りだして、代わりにこういう映像を流すべきだと思う。 この映像で、議事堂に集まった市民たちに、警告ではなく、連帯のスピーチをしているのは警察官である。 ▼「ウィスコンシン州の警察官 議事堂警備と同時に抗議デモにも参加」 「ウィスコンシン州の警察官たちもマディソンの労働者抗議活動に参加しています。治安維持業務だけでなく、抗議デモの参加者としてもです。「警察官も州のあちこちから結集して同僚である熱心な公務員たちと誇り高く連帯している」とウィスコンシン州警察官連合の幹部ジム・パーマーは言います。「実に平和的なデモで、感心している」」(デモクラシーナウ!2011年2月25日) この件についてはIRAのブログに詳しい。 http://irregularrhythmasylum.blogspot.com/2011/02/blog-post_27.html ![]() 「キャップという語は、周知のように、頭もしくは突端の突端性、目的と末端、最後のものなどを意味する。「他のキャップ」という表現は、他の方向が告げられること、すなわち、目的地をかえることを示唆する。方向をかえること、それは目的をかえること、他のキャップにすること、キャプテンをかえること、さらには、他のキャップもありうることを想いだすことでもある。」(ジャック・デリダ「他の岬」)
by illcommonz
| 2011-03-02 06:10
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