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![]() ▼「福島第一原発1号機、溶融開始か 爆発的な反応の恐れも」 「経済産業省の原子力安全・保安院は12日午後2時すぎに記者会見を開き、東京電力福島第一原子力発電所の1号機(福島県大熊町)で、原子炉内の燃料の溶融が進んでいる可能性が高い、と発表した。放射線医学総合研究所が原子炉敷地内で、燃料中に含まれる核分裂生成物であるセシウムを確認した。炉心溶融は、想定されている原発事故の中で最悪の事態だ。これが進むと、爆発的な反応を引き起こして広く外部に放射能をまき散らす恐れもある。」(朝日新聞 2011年3月12日) ▼「原発震災と緊急避難」(抜粋) ![]() 「1999年7月12日、敦賀原発で冷却水が漏れました。分岐した配管の長さ8cm幅0.2mmの小さなひび割れから、冷却水全体の5分の1の51トンの水が失われました。幸い失われ方が、最大でも1時間に10トンの速さだったため、同量の水を補給し続けることができました。もし大地震のため、配管が切れ、非常用冷却(注水)装置でも追いつかなかったらどうなるでしょうか。」 【2-2.緊急避難の方法】 不運にも、緊急避難地域にいた場合、どうしたらよいでしょうか。放射線を浴びる経路はいくつかあります。 ・空中をただよう放射能の微粒子からの放射線。 ・地面に降下した放射能の微粒子からの放射線。 ・衣服や皮膚に付着した放射能の微粒子からの放射線。 ・呼吸をつうじて体内に入った放射能の微粒子からの放射線。 したがって、 ・口を二重の濡れタオルでおおい、放射能を吸わないようにし、 ・からだをできるだけ帽子や衣服でおおい、 ・風向きと直角に避難しなければなりません。 ただし、雨の場合、雨滴には大量の放射能がふくまれていますから、目ばりした屋内にいた方が良いこともあります。しかし、地震によって建物は倒壊しているかもしれません。目ばりできるほど満足な建物は残っていないかもしれません。また、地震によって道路も使えないでしょうから、歩いて避難することになります。電車・バスはまったく動かないでしょう。歩きにせよ、車にせよ、急性死の圏内を出たら、衣服やはきものはすべて取り替え、体は念入りに洗います。これを「除染」といいます。除染は必ずおこなう必要があります。放射能を身に着けていては命取りです。持ち物は放棄するしかありません。着替えは、避難した地域の人に提供してもらわなければなりません。車も、車内まで汚染されていれば放棄せざるをえません。 【2-3.緊急避難者への手当て】 緊急避難区域の隣接地域では、避難者を迎えなければなりません。除染作業や入浴は一刻をあらそいます。汚染されていない着替えを用意する必要があります。行列を作って待たせるようなことは、決してあってはなりません。原発から数10km圏内の公共保養施設をあてるしかないと思われますが、十分な数の施設があるでしょうか。除染に使った水や湯の排水口は汚染され、施設は使えなくなるでしょうが、やむをえません。汚染された衣服などは、集中管理する必要があります。急性傷害の症状があらわれた人には、手当てしなければなりません。病院自体、地震の被害を受けています。地震のケガ人の手当てもしなければなりません。急性症状のあるなしにかかわらず、すでに多量の放射線を浴びた人たちは、これ以上の被曝をできるだけ減らすため、優先的に、より遠くへ避難する必要があります。電車が動いているところまで、何とか輸送せねばなりません。 【5.救援活動】 兵庫県南部地震やナホトカ号原油流出では、おおぜいの若者が救援に駆けつけました。しかし、原発震災では、それは許されません。放射能汚染地区には、特別装備をした者以外は入れませんし、その人たちも、かなりの被曝を覚悟する必要があります。チェルノヴィリ事故では、若い兵士がおおぜい動員され、彼らの多くは死亡、または後遺症に苦しんでいます。日本の消防・警察・自衛隊などにも、十分な装備と訓練とマニュアルがあるとは思えません。実際には、被災地域から脱出してきた人たちを手当てし、より遠くに送り出しながら、自分たちも遠くへ避難していくという、被災地から離れていく流れになると思います。どのようにしたら、もっとも混乱なく、おおぜいの人を遠方へ移動させられるかを、それぞれが考えておかなければなりません。 緊急避難地域の人は、地震の負傷者を救助しながら避難することになるでしょう。その隣接地域の人は、妊婦・乳幼児・子供・地震の被災者を避難させ、緊急避難地域からの人たちも避難させなければなりません。 放射能汚染の程度しだいでは、数日のうちに自分たちも避難することになるでしょう。風下でどの距離までが隣接地域になるかは、事故の規模と気象条件によってちがいます。緊急避難地域の数倍のところまでと考えるとよいと思います。 放射能がおよばなかった地域では、大量の原発震災難民の受け入れが必要です。若いボランティアの人たちは、そこで活躍して欲しいと思います。」 以上「原発震災と緊急避難」より抜粋
by illcommonz
| 2011-03-12 15:03
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