はじめに、ふた、ありき
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▼レベッカ・ソルニット 「北日本、そしてその他の地域の兄弟姉妹たちへ」 「西欧世界にいる、わたしたちの多くが、みなさんの被災のことを、深い懸念と共感と連帯と涙をもって目撃し、読み、耳にしました。みなさんは決してひとりぼっちではありません。ニューオリンズで書かれたある美しい論説によると、カトリーナ台風の後、日本がしてくれたことを湾岸地域の人たちはちゃんと憶えていて、そのお返しをすると誓っています。わたしたちは、災害の全貌がまだ明らかになっていないこと、この災害はまだ終わってないということ、そして、それは原子炉が閉鎖され密閉された後でさえも終わらないだろう、ということを心得ています。 災害は突然はじまり、そしてゆっくりと終わります。まずはじめにそれは悲痛なものです。でも、そらがそれ以外のなんであるかは今はまだ分からないのです。それらから多くのものが到来し、それらがもたらす変化のあるものは永続してゆくでしょう。世界はもはや以前と同じではありませんが、これから世界がどう変わってゆくかは、わたしたち次第なのです。 わたしは北米で起きた五つの大災害を研究し、そうした動乱と不確定性の奇妙な中間期について多くを学びました。ある意味において、災害は革命のようなものです。つまり、古い秩序が終焉するかのように思え、人びとはそれまで容認していた諸制度を信用しなくなります。人びとはたがいに深いつながりを感じ、時として、新しい力と可能性を感じるのです。災害はしばしば革命のように展開します。そこには、団結、可能性、日常的な分断と支配と予測の一時停止、といった感覚が介在するのです。 有毒物質による災害の場合、事態は大きく異なっているかもしれません。人びとはしばしば自らを孤立させかねません。何が排出されているかも分からず、災害がいつ終わるとも知れません。地震の後、なにかを再構築するよりもまず、石油の流出や放射能漏れを片付けることは困難なことです。でも、この大災害は、すでに原子力や世界中の武器に関する対話を変容させ、ドイツにおいては、原子エネルギーからの脱却を加速化させたのです。いまのところ、この災害からなにが生まれるかはまだ分かりませんが、すでにお話したように、それは多かれ少なかれ、わたしたち次第なのです。」 [翻訳] YUKO TONOHIRA (をもとに抜粋して改訳) [原文+翻訳] http://jfissures.wordpress.com/2011/03/30/rebecca-solnit/ ------------------------------------------------------------- [追記] ▼「独与党、原発8基完全閉鎖に賛成 FDPが政策転換」 「ドイツ連立与党の自由民主党(FDP)のリントナー幹事長は29日、福島第1原発の事故を受けて安全検査のため一時停止などをしている原発計8基について、完全閉鎖することに賛成する意向を表明した。同党は、メルケル連立政権が昨秋決めた、既存原発の稼働期間を延長する計画の推進派。ただ、原発問題が争点となった27日の州議会選挙で与党が大敗したことから、政策を急転換した。ただ、メルケル首相が率いる最大与党キリスト教民主同盟(CDU)内には同様の意見もある一方で、早期の脱原発は「電力価格の急上昇を招き、ドイツ企業が国外に工場を移転する恐れがある」との反対論もある。」(2011年3月30日 共同通信)
by illcommonz
| 2011-03-30 23:11
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