
自分は、直接民主主義のアナーキストなので、議会制民主主義の政治を信任していない。権力争いと党利党略、私利私欲にまみれた、腐った議会政治を心の底から憎んでいる。とりわけ今回の震災に対する政府や議員たちの、とてつもない無能ぶりを目のあたりに見せつけられて、ますますその思いが強くなった。自分はこの先ずっと死ぬまで、政府や議員のいうことを聞かないデモス=こまった民衆であり続けようと思う。そんな自分が政府と議員たちに望む、ただひとつのことは、もし自分が何かの事情で亡命することに決めたとき、その邪魔だけはしてくれるなということだけである。それはともかく、そういう考えで生きているので、投票日は屈辱の日である。これまでも投票があるたびに腹を立て、腹いせにいろいろなことを書いてきた。
▼「選挙に黒票制度を」
http://illcomm.exblog.jp/10154662/
▼「はなをつまんで」
http://illcomm.exblog.jp/11507809/
▼「ぼくは、もう、投票しない」(投票の詩)
http://illcomm.exblog.jp/1754161/
▼「期日前投票スト」
http://illcomm.exblog.jp/10160068/
▼「ふたつの悪のうちのましな方に投票するのは悪いことではない」
http://illcomm.exblog.jp/8868880/
これらをもう一度読みなおし、いろいろ考えた末に、今回は「ふたつの悪のうちのましな方に投票するのは悪いことではない」 というチョムスキーのことばを信じ、今日からはじまった、クソいまいましい都知事 選の期日前投票に行くことにした。アナーキストは、どうしても落とさなければならない候補者がいるときは、抵抗の作法として「鼻をつまんで」投票する。今回は、鼻だけでなく、目もつぶって投票したいと思ったのだが、都知事の投票は、候補者の名前を記入する方式なので、そういうわけにもいかない。いっそのこと記入欄を真っ黒に塗りつぶして「黒票」にすることも考えたが、思い直して、こう書いた。
右原慎タ郎 以外

▼石原都知事「津波は天罰だ」
http://www.youtube.com/watch?v=_eQn8D5y9yw
これが「無効票」になることは百も承知である。まかりまちがって「有効票」にならないために、わざと漢字をまちがえて書いた。鉛筆をぐっとにぎりしめ、「以外」の文字を三倍くらいの濃さと大きさでぐりぐりと書いた。良識のある人からは「票をムダにするな」と怒られるだろうから、先にあやまっておく。ごめんなさい。自分は、ガンジーが云ったように、「まちがったことをする自由をふくまないような自由は手にする値しない」と思うので、そうしました。そして、自分は直接民主主義のアナーキストなので、投票ではなく、そのかわりに
デモにいくので、それでかんべんしてください。もちろん、たとえ議会制民主儀ではあっても、民主主義を奪われている国や地域にとって、投票がいかに尊いものであり、それを勝ち取るためにどれだけの犠牲が払われてきたかということは理解しているので、「票をひとつムダにした」かわりに、この映像をYouTubeにアップしました。この映像は、何年か前にYouTubeでみつけて、大切にとっておいたもので、いま検索したら、なぜか YouTube から消えていたので、アップしました。投票をどうするか迷っている人は、イルコモンズのまねをしたりせず、自分の票のことは自分で考えて自分らしい投票をしてください。
2011年4月1日、イルコモンズしるす