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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼怒りの日のために(11) 「はじめに、叫びがあった。」
▼怒りの日のために(11) 「はじめに、叫びがあった。」_d0017381_2333135.jpg
  「はじめに、叫びがあった。きみはおぼえているだろうか?きっかけは街路に響くドラムのリズムだった。何千人もの身体がひしめく、あの空間に漂っていたのは、どこかきまりのわるいよそよそしさだった。そこには敵意や不信感こそなかったけど、見知らぬもの同士の冷めた距離があった。でも、ドラムが鳴りはじめた瞬間、たがいを隔てる壁が消えうせた。ドラムの最初の一撃によって、亀裂が走ったのは、互いを隔てるまなざしの壁、パフォーマンスやライヴを受動的に享受するだけのオーディエンスがつくる空間、つまり「見物人たちの空間」だった。その瞬間から、見物人はいなくなり、全員がなにかをする人たちになった。リズムが心臓の鼓動のように群集に伝わるにつれ、ことば、記憶、そして、ノイズが、ゆるやかに結びついていった。直接参加と情動をうみだすというラディカルな美学が実践されていた。その美学がつくりだしたのは、アート的な作品やパフォーマンスなんかではなく、集団的な創造のプロセスのなかから生まれる、ごくふつうの人間たち同士の結びつきの経験だった。僕たちは目の前で、怒りや笑い、歓びやおそれ、という「情動の空間」が生まれるのを目のあたりにした。それは、それまでバラバラにされてきた人たちが再び「共にあること」をとりもどした瞬間だった。そこは様々な結びつきや議論、共同性が現れてくるために欠かすことのできない結合の場になった。新たな関係や相互行為がうまれてくる「民衆の空間」が出現した。きみはまだおぼえているだろうか?はじめに、叫びがあったことを。」(スティーヴン・シュカイティスの文章をリミックスした「デモス+クラトス楽団」の設立趣意書のリミックス)

▼怒りの日のために(11) 「はじめに、叫びがあった。」_d0017381_05923100.jpg
 「4.10原発やめろデモ!!!」に「アングリー・マーチング・コレクティヴ」という誰でも参加できる楽器隊のブロックができた。

 ▼SILVER BLOC(楽器隊)
 「アングリー・マーチング・コレクティヴ」
 (※誰でも参加可能。楽器・鳴り物をご持参ください)

 日曜日はこのドラムを持ってこのブロックに参加しよう。

[参考]

こちらは米国のストリート楽団「ハングリー・マーチ・バンド」
by illcommonz | 2011-04-08 23:36
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