はじめに、ふた、ありき
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▼4.10 NO NUKES TV-2 "CALL AND AUTONOMY" "Japanese doesn't like much demonstration. Generally protesters a under 1,000 people. But in this demonstration participant about 15,000 people. the same day each place demonstration has occured." (eptco311) [video sources] ・eptco311 "Japan 4.10 No More Nuclear Demonstration" http://www.youtube.com/watch?v=N6SwuTkNBe8 ・dude20110311 "2011.4.10 Stop Nuclear Plants Demonstration@Shin-Koenji" http://www.youtube.com/watch?v=xoeX0GOb3Ig ............................................................ 「4.10原発やめろデモ」の海外向けドキュメント・ヴィデオ・クリップ。こんな風景、日本でいまだかつてみたことがない。世界だってみたことがないだろう。とても日本のようにみえないが、日本以外にもみえない「誰もみたことのない風景」。アグレッシヴでピースフル、アナーキーでコムニタス、液状化するストリート、自然発生的なコール&レスポンス、路上のオートノミー、これまで、夢・に・み・て・き・た・も・の・が、こ・こ・に・あ・る。 「はじめに、叫びがあった。きみはおぼえているだろうか?きっかけは街路に響くドラムのリズムだった。何千人もの身体がひしめく、あの空間に漂っていたのは、どこかきまりのわるいよそよそしさだった。そこには敵意や不信感こそなかったけど、見知らぬもの同士の冷めた距離があった。でも、ドラムが鳴りはじめた瞬間、たがいを隔てる壁が消えうせた。ドラムの最初の一撃によって、亀裂が走ったのは、互いを隔てるまなざしの壁、パフォーマンスやライヴを受動的に享受するだけのオーディエンスがつくる空間、つまり「見物人たちの空間」だった。その瞬間から、見物人はいなくなり、全員がなにかをする人たちになった。リズムが心臓の鼓動のように群集に伝わるにつれ、ことば、記憶、そして、ノイズが、ゆるやかに結びついていった。直接参加と情動をうみだすというラディカルな美学が実践されていた。その美学がつくりだしたのは、アート的な作品やパフォーマンスなんかではなく、集団的な創造のプロセスのなかから生まれる、ごくふつうの人間たち同士の結びつきの経験だった。僕たちは目の前で、怒りや笑い、歓びやおそれ、という「情動の空間」が生まれるのを目のあたりにした。それは、それまでバラバラにされてきた人たちが再び「共にあること」をとりもどした瞬間だった。そこは様々な結びつきや議論、共同性が現れてくるために欠かすことのできない結合の場になった。新たな関係や相互行為がうまれてくる「民衆の空間」が出現した。きみはまだおぼえているだろうか?はじめに、叫びがあったことを。」 一言で云うなら、これが「21世紀の一揆」。あともう一言云うなら、これが「リアル素人の乱」。この風景をしっかりおぼえておこう。やがてこれが日本のストリート・カルチャーのクロスロードだったことを知る日がくるはずだから。 ------------------------------------- [追記] この風景を撮影し、YouTubeにアップしてくれたお二人に感謝します。
by illcommonz
| 2011-04-12 18:18
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