はじめに、ふた、ありき
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「福島原発の事故から1ヶ月が経ちました。原発について「日本政府」はまったく信用できません。政府が信用できないのは、主として次の2つの事実です。第一、3月20日には判っていたのに、4月10日頃になって「福島原発の事故はレベル7」と発表したこと、第二、原発の傍の海から規制値の3,355倍の放射性ヨウ素が検出されたのに「健康に影響が無い」と言ったこと、の2つです。 福島原発のことについて、政府、原子力安全委員会、保安院の言ったことはすべて信用できません。もっとも良いのはテレビなどでの彼らの会見を聞かないことです。人間は、ウソと判っていても繰り返し聞くと、ついつい信用してしまいます。また、ウソの中でも「自分が納得するもの」を「本当のこと」と思ってしまうことがあります。 原発事故にはレベルをつけることで、直感的な整理や判断をするようになっています。一つ一つの事故をよくよく考えることができれば、レベルなどを設定しなくても良いかも知れないのですが、多くの人が関係する世界的なことはレベルを決めて分類したり、整理したりすることが大切だからです。そして、人はそのレベルを見て、「どのぐらいの事故だ」と判断し、自らの行動に活かすのです。仮に政府が国民のことを考えていれば、3月20日に「レベル7」を宣言したでしょう.そうしたら、多くの人がより早く遠くに移動して被曝を避けられたかも知れません。また近くの小学校などでも開校を遅らせたりする根拠が得られますから、子供達の健康を守ることができたかも知れないのです。 しかし、現実的には日本政府は20日も隠していました。その理由として官房長官は「(日本人が被曝することより、)パニックが怖かった」という趣旨の事を会見で言っていました。もし、自分の子供が原発の近くにいて、自分の手元に「大量の放射線がでた」という報告が来たら、奥さんに電話するでしょう。つまり、日本政府は日本人を守ろうとはしていないのです。 原発の近くの海から基準値の3,355倍の放射性ヨウ素が検出されたとき、保安院は記者会見で「健康に影響がない」と言いました。このような「真っ赤なウソ」が白昼堂々とテレビで放映され、ニュースで流れるという現状を「信用しろ」と言っても無理です。基準値の10倍ぐらいまでなら、短期間に被曝しても回復することができますが、さすが3,355倍ではどうにもなりません。会見で「健康に影響ない」と発言した人は、まず自分の大切な人を海水浴に誘ってください。私は普通はこのようなことを言いません。規制値の3,355倍の海で大切な人と一緒に楽しめるでしょうか? でも、今回ばかりはどうしても言いたいのです。 怒りがこみ上げてきます。 保安院の審議官は、日本国民を人間と思っていないのです。ただ、自らの保身のために「自分の言ったこと(3,355倍は安全だ)を信じて、赤ちゃんを海水浴させて死んでも良いです」と言っているのです。保安院が解散されないのが実に不思議ですし、あのときの会見は「表現の自由」に基づくものではなく、「国家権力を使った騙し」ですから、検察は直ちに逮捕しなければならないでしょう。 政府の発表は空間線量も含めてまったく信用できません。教育委員会のように「政府を信じたのだから、子供が病気になっても責任はない」などという無責任なことにならないように、「信用できない政府」を「信用しないこと」が大切でしょう。 ▼武田邦彦「原発深層流001 信用できる人、できない人 その1」より抜粋 http://takedanet.com/2011/04/post_0a1f.html
by illcommonz
| 2011-04-18 01:32
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