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「放射線量:通学路を入念に調査…福島、「クラマ」使い」
「福島県などは26日、福島市立福島第一小学校周辺で、10秒ごとの放射線量を地図に記録するシステム「KURAMA(クラマ)」を載せた手押し車を使って通学路の放射線量を調査した。クラマは、京都大原子炉実験所が考案し、線量計やノートパソコン、GPS(全地球測位システム)などで構成される。名称は「京都大放射線マッピング」の英訳にちなんだ。毎時1マイクロシーベルト前後の場所が多かったが、局地的に同3マイクロシーベルトを超えるところもあった。県は、大気中の放射線量が比較的高い同市内の3小学校の通学路などを調査し、放射線量の高い場所を洗浄して効果を分析した上で、7月中に学校向けの除染方法の指針を策定する予定。」(毎日新聞 2011年6月26日)

同じ日、同じ学校の校庭のわきに積まれていた表土の線量を計測してみた。おおよそ2.8マイクロシーベルトだった。「雨傘とミシンの解剖台の上での出会い」からシュールリアリズムが生まれるとロートレアモンは定式化してみせたが、「雨傘と線量計のブルーシートの上での出会い」からうまれたのは、くそっ、という、忌々しい現実に対する悪態だけだった、くそっ。
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[追記] この日の福島市のデモは、雨の中のデモとなり、デモが終わってみたら、リュックの中にいれていた携帯電話が雨水に水没してこわれていた。