
「本日の総会は事前に2名の株主から委任状をいただいており、
その議決権の数は当会場に出席の株主の議決権の過半数を大きく
上回っております」(勝俣恒久 東京電力会長)
「大株主の委任状のことだ。「ここで何をいってもダメよ」というに等しい。会場から拍手。「はじめから言えよ」のヤジ。これですべて決まり」(ライヴドアニュース
「東電株主総会「最後は暴力的な幕引き」2011年6月29日)

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東電総会、原発撤退の提案を否決 過去最長の6時間9分
「東京電力の株主総会は28日午後、原発事業からの撤退を定款に盛り込むよう株主402人が求めた議案を、反対多数で否決した。取締役17人と監査役2人の選任議案は可決した。午前10時に始まった総会は、午後4時9分に終了した。所要時間は1999年の3時間42分を上回り、過去最長の6時間9分となった。出席者は過去最多の9309人に上った。東電の清水正孝社長は原発事故の責任をとり、総会をもって退任した。総会後の取締役会で、西沢俊夫常務が新社長に昇格する。総会の質疑では、株主と経営陣の意見が対立する場面が続いた。」(共同通信 2011年6月28日)
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「原発廃止」など株主提案はすべて否決 関電株主総会
「関西電力の株主総会は29日午後に終わり、「原発廃止」や「自然エネルギーへの転換宣言」を定款に盛り込む要求を含めた株主からの提案17件は、いずれも賛成少数で否決された。終わったのは午後2時51分で、開催時間は過去最長の4時間51分。参加人数は2244人とこれまでで最多だった。関電側は「原発は今後も大切な電源」という従来の見解を繰り返し強調。原発に反対する株主からは、「もっと株主の意見を真摯(しんし)に聞くべきだ」といった不満の声が相次いだ。関電が7月から企業や家庭に昨夏比で15%の節電を要請したことに関連して、「役員賞与も15%以上カットするべきだ」との意見も出た。」(朝日新聞 2011年6月29日)