
「野生の思考」は人類学/民族学によって見いだされました。人類学をまなんだり、人類学に大きな影響をうけながらも、「人類学者になりそこねた作家」や「人類学者にならずにすませた表現者」たちがいます。そうした作家や表現者たちを「野生の人類学者」としてとらえ、その作品やものの考え方、生き方などから、「人類学とはどんな知性なのか」を考えてみます。
ミシェル・レリス(詩人)
カート・ヴォネガット(SF作家)
グレゴリー・ベイトソン(精神生態学者)
ゾラ・ニール・ハーストン(小説家)
マヤ・デーレン(映像作家、ダンサー)
ロバート・フラハティ (映画作家)
ジャン=リュック・ゴダール(映画作家)
ウィリアム・バロウズ(小説家、芸術家)
アスガー・ヨルン(画家、シチュアシオニスト)
ソール・ベロー (小説家)
デイジー・ベイツ(福祉活動家)
ジョン・ルイス (音楽家)
キャサリン・ダンハム(舞踏家)
ジャン・ピエール・ゴラン(映画作家)
ジョゼッペ・シノーポリ(指揮者)
ハリー・スミス(映像作家、民族音楽研究家)
ゲーリー・スナイダー (環境活動家)
テオ・アンゲロプロス(映画作家)
カルロス・カスタネダ(作家)
ジョゼフ・コスース(現代美術家)
ジェローム・ローゼンバーグ(詩人)
ローター・バウムガルテン(現代美術家)
トム・ハリソン(ジャーナリスト)
ディヴッド・トゥープ(現代音楽家)
トリン・T・ミンハ(映画作家)
ヴェルナー・ヘルツオーク(映画作家)
サム・ライミ(映画作家)
シャロン・ロックハート(現代美術家)
ブルース・ナウマン(現代美術家)
クレメンティーヌ・デリス(現代美術家)
ジョアン・ビンゲ(SF作家)
スーザン・ヒラー(現代美術家)
フレッド・ウィルソン(現代美術家)
ルネ・グリーン(現代美術家)
アミタフ・ゴーシュ(SF作家)
ダン・グレアム(現代美術家)
ミルナ・マック(人権活動家)
メアリー・ケリー(現代美術家)
エド・ルッシュ(現代美術家)
ジェイムズ・クリフォード(文芸批評家)
土方久巧(彫刻家)
岡本太郎(芸術家)
牛山純一(TVプロデューサー)
ザック・デ・ラ・ロッチャ (音楽家)
イルコモンズ(元・現代美術家)
「民族学とは、未開社会という特殊な対象によって定義される専門職ではなく、いわば、ひとつのものの考え方であり、自分の社会に対して距離をとるならば、私たちもまた自分の社会の民族学者になるのである」(モーリス・メルロ=ポンティ)