ジェームズ・マクティーグ監督、ウォシャウスキー兄弟脚本の映画「Vフォー・ヴェンデッタ」では11月5日は特別な日である。それにちなんで、映画の主人公ガイ・フォークスの仮面をつけたアノニマスたちが世界に行動をよびかけている。
「アノニマスからのおしらせです。私たちはこの一ヶ月以上のあいだ、占拠による抗議行動の信じられないほどの力を目のあたりにしてきました。いまや、82の国と1,000もの街が、このムーヴメントに加わっています。ウォールストリートの占拠は、30日を過ぎてもなお進行中で、とまる気配がありません。そこで、わたしたちは、来たる11月5日を「銀行を替える日」とし、みなさんの参加をよびかけます。現在の銀行口座を解約し、預金を全部ひきだして、それを非営利の信用組合に移しましょう。11月5日を銀行家たちにとって決して忘れることのできない日にしましょう。私たちはアノニマス、私たちは多なるもの、わたしたちは決してゆるさないし、約束を忘れない。どうかご期待を。」
さしずめ日本だと、「脱原発」を宣言した
城南信用金庫がいいかも。
[参考] 映画「Vフォー・ヴェンデッタ」あらすじ
「独裁国家と化した近未来のイギリス。労働者階級の若き女性、イヴィーは、秘密警察の男たちに襲われるという絶体絶命の危機に見舞われたところを、"V"と名乗る仮面の男に救われた。教養を持つ紳士でもあるVは、恐怖政治に抑圧された市民を解放するべく、一人で活動を行っていた。そして彼は、11月5日に大規模なテロを決行するため、同胞の市民たちに国会議事堂前に集結するように呼びかけた。その日はガイ・フォークス・デーと呼ばれており、1605年、ガイ・フォークス一派のレジスタンスが無念にも失敗に終わった日であった。Vはフォークスの意志を受け継ぎ、国会議事堂を爆破する計画を立てていたのだ。一方、イヴィーは、自分の両親がレジスタンス運動にのめり込んで殺されてしまったという心の傷を抱えているため、過激な反政府活動には懐疑的だった。だが、図らずもVの協力者となっていく過程の中で、自分の中の反逆精神に目覚めていく。そして暴君に支配された血も涙もない社会に自由と正義を取り戻すため、勇敢に立ち上がるのだった。」
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[追記] 同じ11月5日、アノニマスは、OWSについての非常に偏った報道、というか、あきらかなネガティヴキャンペーンを展開してきたFOX-TVハックするらしい。こちらにも期待。