▼イルコモンズ+IRA「マイクチェック、ただいま未来の社会のテスト中
~みよ、これが直接民主主義だ/OWS報告会+展示」
[日時] 2011年11月19日 20:00-22:00
[場所] 東京・西荻窪
KISSCAFE (
東京都杉並区西荻北4-3-4)
[出演] 小田マサノリ(イルコモンズ)/成田圭祐 (IRA)
※参加無料(寄付歓迎)
今から3年前の秋、ぼくらは、リーマンショック直後のニューヨークをおとずれ、ウォールストリートのデモに参加し、ニューヨークの「さまざまなアクティヴィズムの現在」をみてまわってきた。それから3年がたち、ぼくらはふたたびニューヨークをおとずれた。今回はウォールストリートの占拠に参加するため、ズコッティ公園にテントをたて、公園をスクワットしながら、いま・ここで実現されている直接民主主義の社会をまのあたりにした。ウォールストリートの「占拠」は「独占」ではない、その反対である。「占拠」とはまず「とりもどすこと」であり、とりもどしたものを「シェア」することである。ズコッティ公園では、衣・食・住、そして情報をはじめとする、さまざまなものがシェアされているが、そこでシェアされている最大のものは、これまでの新自由主義的な社会とは異なるオルタナティヴな社会のヴィジョンと、直接民主主義の社会をいま・ここで生きる経験だと思う。「OWSがなにをめざしているのかわからない」という意見をよく耳にするが、それをきくと不思議な気がする。OWSがめざしているものは、ズコッティ公園や全米の路上ですでに・つねに示され、先取りされたかたちで実現されている。そう、OWSが目指しているのは、望ましい未来の社会なのだ。脱原発社会を可能にするには、国民投票よりもまず先に、人びとがほんとうの(直接)民主主義をとりもどすことからはじめなければならないと思う。そして、ズコッティ公園で営まれている生活は、「原発のいらない暮らし」のモデルとなるものだと思う。二十一世紀の直接民主主義は「マイクチェック!」の声からはじまる。「マイクチェック!ただいま、未来の社会のテスト中、ただいま、直接民主主義のテスト中」。
「これは新しい社会のすがたを提案するモデルであって、これまでのような、何かに反対する抗議行動ではなく、新しいなにかをつくるための方法論なのです」(OWS)
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▼「いるといら、ニューヨークへゆく」
http://illcomm.exblog.jp/8928066/