▼OCCUPYMUSICIANS http://www.occupymusicians.com/

▼「ルー・リード、トム・モレロら多数のミュージシャンがウォール街占拠運動支持サイトを開設」
　「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン 1999年作『バトル・オブ・ロサンゼルス』レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン 1999年作『バトル・オブ・ロサンゼルス』先週本拠地としていたニューヨークのズコッティ公園から警察によって排除されたウォール街占拠運動のデモ隊だが、運動を支持するミュージシャンによるウェブサイトが開設された。
　Occupymusicians.comというこのサイトはすでにルー・リード、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロ、アマンダ・パーマー、ガイ・ピッチオット、フガジのイアン・マッケイ、デッド・ケネディーズのジェロー・ビアフラ、サウル・ウィリアムズ、チューン・ヤーズのメリル・ガーバス、ロイ・ハーパー、シャロン・ヴァン・エッテン、マイ・ブライテスト・ダイアモンドのシャラ・ウォーデン、タリブ・クウェリらの支持を取り付けている。サイトではミュージシャンと同様に「サウンド・エンジニア、サウンド・アーティスト、プロデューサーDJ、プロデューサー、楽器演奏者、作曲家、作詞家」らにも運動への支持と加入を呼びかけている。さらに声明によれば、このサイトでは支持を表明するだけでなく、各地の占拠運動の本拠地やイヴェントでのパフォーマンスの調整なども行っていくという。さらに占拠運動を支持するミュージシャンへの取材のあっせん、ミュージシャンらが運動を支持する理由についての発言や文章などの掲載、運動を支持する楽曲やヴィデオなどの公開、運動を支援するための資金募集イヴェントやライヴの開催なども行っていくという。」（ニューミュージックエキスプレス紙 2011年11月22日)

------------------------------------
　よびかけたのがニューヨークだということもあるからなのか、集まった音楽家たちの顔ぶれは多種多様で、ロック、パンク以外のジャンルの音楽家たちからの賛同も多い。たとえば、ジョン・ゾーン、ジョン・ローズなどのアヴァンギャルド系をはじめ、フレデリック・ジェフスキー、コーネリアス・カーデュー楽団、ローリー・アンダーソンなどのコンテンポラリー系や、コールドカットやＤＪラプチャーなどのＤＪたちの名前もある。日本人ではチボ・マットの本田ゆかが賛同。あと、ＮＹのバンドといえば、やはりソニック・ユースだが、もちろんサーストン・ムーアやリー・ラナルドたちも賛同している。ハーバートやＤＪスプーキーの名前はまだ見あたらないが、たぶん彼らも賛同するだろう。ズコッティ公園にテントを寄付したパティ・スミスの名前もまだないが、彼女もよろこんで署名するだろう。こんなふうに９９％は音楽のジャンルを超えてゆく。