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いる・こもんず 【普通名詞】 01| ありふれて変なもの 02| 扱いにこまる共有物 03| 分けても減らぬもの 04| 存在とは常に複数で他と共にあり、狂えば狂うほど調子がよくなる
はじめに、ふた、ありき

イルコモンズ編
見よ ぼくら
四人称複数
イルコモンズの旗
(Amazon.comで
大絶版廃刊中)
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▼ウェス・ジャクソン「そのこたえを知らなくても、勇気をもって問わなければならない」
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▼ウェス・ジャクソン「そのこたえを知らなくても、勇気をもって問わなければならない」_d0017381_734934.jpg
▼ウェス・ジャクソン「そのこたえを知らなくても、勇気をもって問わなければならない」_d0017381_73309.jpg
 昨日の「デモクラシーナウ!」のハイライト・シークエンス。12月2日発売の「週刊金曜日」にちょうど同じようなはなしを書いたので、このくだりが特に印象に残った。ちなみに、ウェス・ジャクソンはこうも云っている。

 「あなたのライフワークがあなたが生きているあいだに達成させるものなら、
 あなたは十分に大きなことを考えてはいません。」

 この場合の「大きさ」とはスケールのことではなく、サステイナビリティ=継続可能性のことである。あと、これもよかった。

▼ウェス・ジャクソン「そのこたえを知らなくても、勇気をもって問わなければならない」_d0017381_74311.jpg
 社会変革は、いつも思いがけないところからはじまるだけでなく、それはまた、思いがけないときにはじまる。まるで「時間の関節がはずれている」ようなときにそれはおきる。だからこそ、勇気をもって続けなければならない。たとえ、自分がそれを目にすることができないとしても、成果をもとめず、みかえりをもとめず、続けなければならない。それが「社会(のための)運動」だと思う。新自由主義者にはとうてい理解できないと思うが、それが「贈与」の経済である。これは「ただちに健康に影響はない」という考えの対極にあるもので、そこで想定しているのは自分(たちだけ)の健康のことであって、社会全体の健康のことではない。逆にそこで想定されてないのは、精神やこころへの影響である。よくいわれる「七代先のことまで考えてものごとを決める」というのは、自分の子孫とその一族のことではなく、その子孫たちが暮す社会全体のことを考えることだと思う。七代先の社会まで、歌いつがれ、愛されつづけるメロディをつくることができたら、その人は幸いである。七代先の社会まで、読みつがれ、愛されつづける詩をつくることができたら、その人は幸いである。つまり、生まれてきた意味があるというものだ。反対に、七代先の社会まで呪われるような放射能をつくった、この時代の人間の生まれてきた意味を考えると、気が滅入ってくる。「うまれてきてすみません」と思いながら生きたくはない。だから原発をとめたいし、とめなくてはならない。「10万年の愚行」の時代の人間になりたくない。
by illcommonz | 2011-11-28 07:08
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