はじめに、ふた、ありき
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▼「ウォール街占拠デモの発端は「企業による世界の強奪」」 「ニューヨークの独立放送「デモクラシー・ナウ!」では、惨事に便乗する過激な市場原理主義改革を批判した『ショック・ドクトリン』の著者であり、「ウォール街を占拠せよ」デモに参加したナオミ・クライン氏にインタビューを行い、活動家でもあるクライン氏の考えに迫った。この模様は2011年11月27日、ニコニコ生放送でも日本語字幕付きで紹介され、ウォール街占拠をはじめとした抗議活動に関する議論を行った。 ウォール街占拠デモが抗議するのは、「企業による世界の強奪」だとクライン氏は語る。「大企業の自由」を掲げて規制緩和や民営化を推し進めた「グローバル化」による企業の搾取や、企業が政治にまで介入し、若者が「政治が金で買われているので、選挙で変革は起きないと悟った」ことがデモの発端になったという。 現地のズコッティ公園にテントを張って1週間滞在し、フィールドワークのような視点でウォール街占拠デモを見てきたという、文化人類学者でメディア・アクティビストのイルコモンズ氏は、日本の報道について触れ、 「日本のメディアは『反格差』という言葉で語ろうとするが、資本主義のグローバル化など本当はもっと大きな問題がある」と指摘。ウォール街占拠は、英語では「Occupy Wall Street」と表記する。「Occupy」は占拠するという意味だが、この言葉には資本主義経済に強奪されている居場所を「取り戻す」意味がある とイルコモンズ氏は説明した。 「Occupationは、Monopoly(独占)ではない。これまで資本主義が世界を占拠していたので、それを占拠し返すことをやっている。つまり"取り戻し"なんですよ。しかも、そこで行われていることは独り占めではなくて、食べ物や本、衣服を分け合ったりむしろシェアのほう。それは知っておいてほしい」(二コニコニュース 2011年11月30日) 口調はちょっとちがうけど、たしかにそう話した。これだけはぜひ知ってほしいと思って、いちばん最後にそう話した。自分はいちばん云いたいことを最後までとっておくクセがあって(ごはんを食べるときも好きなおかずを最後までとっておく)、たまに時間の都合などでそれが話せずに終わることもあるのだが、この日はちゃんと話せてよかった。それはともかく、いまさらながら思うのは、「イルコモンズ氏」という敬称は、なんだか変な感じがするなぁ、ということ。それは、「コーネリアス氏」とか「バンクシー氏」とか「スクエアプッシャー氏」とか「デデマウス氏」とかと同じような違和感なのだが、まぁ、自分でそう名乗っているのだから、仕方ないか。
by illcommonz
| 2011-11-30 23:56
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