
いま発売中の「週刊金曜日」に「怒りのドラムデモ」についての記事が掲載されています。
「画期的なデモの形がまたひとつ、生まれた。名づけて「怒りのドラムデモ」。各自が持ち寄った打楽器の放つ音は、シュプレヒコールやプラカードの主張を後押しする強力なツールではない。主役はあくまでも、楽器。サウンドデモともまた違う、"進化形"だ。即興演奏の楽しさは、お互いの音をよく聴き、それに応えながら一緒に新しい響きをつくっていくことにある。そういう音のコミュニケーションそのものが、少数の人間で国策を決め、本当のことを言わず、反対者の話を聴かず、巨額の金を使って人々を操作することばかりを考えてきた"原子力ムラ"のやりかたに対する痛烈な異議申し立てなのである。ドラム隊は〈怒りのドラムデモ〉以外のデモでも増殖を始めた。原発の再稼動や輸出の動きが強まる一方、脱原発デモの勢いは下降傾向といった指摘もあるが、路上では今、新しい感覚と意識が着実に育っている。」(松村洋「ドラムデモが増殖中~原子ムラへの痛烈な異議申し立て」 「週刊金曜日」2011年12月16日号)
ひと昔前なら「STUDIO VOICE」あたりの雑誌がとりあげていたことを、いまは「週刊金曜日」がとりあげているようです。なお、同号には、フライング・ダッチマンをとりあげた下記の記事も掲載されていますので、そちらの記事もぜひどうぞ。
▼伊田浩之「末期的に腐敗しているシステムに飲み込まれている世の中に怒りと愛を込める!~10日間でYou Tube 約20万回再生! 反原発ソング「Human Error」で人気沸騰のバンド「FRYING DUTCHMAN」」