
今年最後のデモが終わったので、最後に、すこしだけ弱音をはく。どんなに、にぎやかで、たのしげで、"バカさわぎ"のようにみえるデモでも、デモはつかれる。怒りをおしころし、無関心にたえ、矛盾にひきさかれながら、いかにも、にぎやかで、たのしげで、"バカさわぎ"のようにみえるデモをやるのは本当にきつい。気持ちが地面にめりこんでゆく、こころがすりきれてゆく、心身ともにぼろぼろなってゆく。ドラムをたたくのは、爆発しそうになる怒りをおしとどめるためだ。道化の衣装や怪人の仮面をつけるのは、怒りやかなしみをかくすためだ。だから、デモの映像をみるのはつらい。誰も本当は笑ってなんかいないし、たのしんでなんかいない(本当は誰もクリスマスにデモなんてやりたくないのだ)。そんな無理を20回も30回も続けたら、誰だっておかしくなる。自分はそんなにタフではないし、この一年、一緒にデモをやってきた友人たちもそうだと思う。だから、ここですこし、やすみをとろうと思う。原発をとめるための
「息の長い反/脱原発運動のために」。