はじめに、ふた、ありき
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「僕もパネリストを務めたシンポジウムで、同席した小田マサノリさんの発言が心に残った。「街興しの発想じゃダメでしょう。町壊しを考えないと。東京を部分的にストップするところから始めないと。今、高崎市役所のてっぺんから下界を見下ろして考える。高崎を前橋がパイパスでつながれた頃から、路地の枯渇が始まりだした。東京を中心とする物と金の流れが確立。交通の大動脈が毛細血管から血を抜いていくような動きになった。まったく小田さんの言うとおりだ。生き物としての国のカラダに人と文化を巡らせるには、どうしたらいいかを考えなくてはならない」(佐藤良明「幻視した日」日経新聞 2012年2月日) この国には「まちおこし」よりも「まちこわし」の方が必要だ、というのは、以前、「リノベーション」をテーマにした、ある建築のシンポジウムで話したことなのだが、3.11以後、ますますそう思っている。世の中は経済がすべてではないし、東京のライフスタイルや価値観をこわさなければ、いまの「原発依存社会」を「脱原発社会」にリノベーションするのはむずかしいと思う。その手はじめとしてまず最初にこわさなければならないのは、もちろんあの都知事である。こういうことを云うので、東京都から「要注意作家」に指定されたのだろうが、指定されたおかげで、ますます遠慮なくものが云えるようになった。そもそもアートを「まちおこし」の道具にすることには違和感があり、それはアートを毒にも薬にもならない飼いならされたものにする一種のジェントリフィケーション(浄化)だと思っている。こういうことを云うので、行政や自治体がスポンサーになっているアートNPO系プロジェクトから声がかからないのだが、そういうプロジェクトでは、たいていもめごとをおこすので、その方がおたがいのしあわせだと思っている。でも、もしこれから、どこかの「反体制アートNPO法人」(←そんなものはないのだが)が、「まちこわしアート」のプロジェクトをたちあげるのなら、参加してもいいかなと思う(もちろん、もめごとはおこすと思うが)。 --------------------------------------------- [追記] ほかに「自分さがし」よりも「自分こわし」が必要だという持論もあるのだが、これについてはまたいずれ。 (参考)【地域おこし】 「地域おこし(ちいきおこし)とは、地方自治体などの地域が、経済力や賑やかさを向上させる為に行う、活動や意識の事。「町おこし」、「街おこし」、「まちおこし」、地域振興(ちいきしんこう)、地域活性化とも呼ばれる。地域おこしと表現することにより、地元市町村、住民、商工会、農協、漁協など地元の団体やそこに住む人々の主体性が強調される傾向がある。ほぼ同義語に、「地域づくり」がある。また、近年では「まちづくり」もよく用いられる。いずれも語感の固さを避けるため、「地域」以外はひらがな表記されることが多い。」
by illcommonz
| 2012-02-15 02:02
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