「こんにちは、最近、Facebookをあまりご利用いただいていないようです。Facebookからお知らせが届いています。
メッセージ12件
写真のタグ6件
あいさつ2件
友達リクエスト102件
お知らせありがとうございます。メッセージやリクエストがそんなに届いていたとは、ちっとも知りませんでした。とはいうものの、自分はブログとYouTubeとメールで手一杯で、Facebook も Myspace も Twitter も mixi もほとんど利用してません。とりわけ、FaceBookに広告をだしている大企業が大きらいです。せっかくいただいたメッセージとリクエストにおこたえできずに、もうしわけありませんが、どうかご容赦でください。
イルコモンズ(はぁと
と、ロボットが書いた自動配信メールにレスしてみたのは、「102人の友達があなたの返事を待っています」という件名をみて、この映画を思い出したから。
▼「100人の子供たちが列車を待っている」(1988年 チリ)
「"列車"とは、1895年パリのグラン・カフェ"インドの間"で動き出した銀幕の上のそれである。リュミエール兄弟の「列車の到着」を、チリのサンチアゴ郊外の貧しい子供たちに届けてしまう、魔法使いのように素敵な女教師のドキュメンタリーが本作。映画といえば「ランボー」などを、しかもテレビで観るのが関の山という子供たちに、週一回、紙で簡単なアニメの装置を作ったりしながら映画の歴史を教える授業。そして町の映画館にバスに揺られていく小旅行の、なんと胸高鳴ることか。一人一人、一枚のコマを絵に描いて、それを繋げて一本のフィルムを作る実習で彼らが選んだテーマは"抗議運動"。それがこの抑圧された国の、日常の光景なのだろう。現に本作は、21歳以下鑑賞禁止とされた。出演した100人の子供たちは、銀幕の自分に会えないのである。映画を描いた映画の中でも、もっとも素直で幸福な掌編」
この動画の3分9秒目からはじまるクレーンショットのシーンは、トリュフォーの映画賛歌の映画「アメリカの夜」へのオマージュになっているようだ。アングルもほぼ同じだし、ジョルジュ・ドルリューのサウンドトラックが使われている。どちらの映画でも、何かのはじまりや活発な動きを感じさせてくれる胸高鳴るシーンだ。それはともかく、3.11以後のニッポンのこどもたちは、何が動き出すのを待ちわび、そして、原発体制に抑圧された国の日常の光景として、何をテーマに選ぶのだろう。